巨人・岡本和41号!04年小久保に並ぶ球団日本人右打者最多 チームは勝率5割に復帰

2023年09月18日 05:30

野球

巨人・岡本和41号!04年小久保に並ぶ球団日本人右打者最多 チームは勝率5割に復帰
<巨・ヤ>9回、サヨナラ打を放った門脇(中央左)を祝福する岡本和(同右)ら巨人ナイン(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2023年9月17日    東京D )】 巨人の岡本和真内野手(27)が17日、ヤクルト戦の6回に左中間に41号ソロ。チームの日本人の右打者では04年の小久保裕紀に並ぶ最多記録とし、球団最速で節目の東京ドーム通算100号にも達した。CS進出へ向け負けられない状況が続く4位のチームは、今季9度目のサヨナラ勝利で勝率5割に復帰。2・5ゲーム差の3位・DeNAを必死に追いかける。
 追い込まれていても、形は崩れない。同点の6回2死。カウント1―2から岡本和がフルスイングした打球は、あっという間に左中間席の中段に達した。「ちゃんと捉えられた。割り切ってよかった」。そこまでの今季対戦打率・167と苦しめられていた小沢の140キロ直球を捉えた。

 4回はバットを真っ二つに折りながらも左翼フェンス際まで運ぶ飛球を放っていた主砲が、その次の打席で04年の小久保裕紀(現ソフトバンク2軍監督)に並ぶ、球団の日本人右打者最多タイとなる41号ソロ。「本当に凄い右打者。参考にさせていただいたこともある」という偉大な先輩には早くから才能を評価されていた。プロ2年目の19歳だった16年の春季キャンプ。当時、侍ジャパン監督で視察した小久保氏から「人が教えられない“間”を持っている」と絶賛された。努力を重ね、今や日本を代表する長距離砲に成長した。

 「登場曲も流れるし、打席の見え方だったり、土の具合も凄く振りやすい」と愛着を持つ本拠地の歴史にも名を刻んだ。一時勝ち越しとなる一発は史上8人目の東京ドーム通算100号。395試合目での到達は、球団史上最速だ。「凄いたくさんの声援を送ってくれている。期待に応えられるように」と感謝するG党を沸かせた。

 この日一番の笑顔は勝利が決まった瞬間だった。9回にサヨナラ打を放った門脇を一塁ベース付近で熱く抱擁。CS進出に向けて負けられない状況が続くだけに主将は自分の一打より勝利を喜んだ。4位のチームは残り11試合で3位・DeNAとは2・5ゲーム差。決して諦めない。

 「もう落とせない試合が続く。ここからまた、勝っていけるように頑張りたい」と岡本和。その一振りでチームを逆転CSへ導く。(小野寺 大)

 ▼巨人・原監督(41号を放った岡本和について)素晴らしい。伸び盛りの選手。まだまだ数字は上にいくと思いますよ。

 ≪395試合目での到達≫岡本和(巨)が41号。巨人の右打者最多は10年ラミレスの49本で日本人では04年小久保裕紀と並ぶ最多タイ。生え抜きでは19年坂本(40本)を抜き最多になった。また、東京ドームでは通算100本目。同球場で100本以上は岡本和が8人目。395試合目での到達は小笠原道大の397試合を更新する最速ペース。

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