巨人・戸郷 交流戦6連勝!内海以来チーム2人目快挙でリーグ&交流戦2位浮上

2024年06月01日 05:30

野球

巨人・戸郷 交流戦6連勝!内海以来チーム2人目快挙でリーグ&交流戦2位浮上
<西・巨>好投する巨人先発・戸郷(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人4―1西武 ( 2024年5月31日    ベルーナD )】 巨人の戸郷翔征投手(24)が31日、西武戦で7回3安打1失点と好投し、今季5勝目を挙げた。前回登板だった5月24日の阪神戦では、史上89人目(101度目)の無安打無得点試合を達成。これで交流戦は22年6月3日のロッテ戦から6連勝で、球団では11~12年に9連勝した内海哲也(現投手コーチ)以来2人目となった。チームは3連勝で貯金4とし、リーグ、交流戦ともに2位に浮上した。
 2戦連続の敵地でのヒーローインタビュー。戸郷は少しだけ冗舌だった。「初回から飛ばしていきながら、なんとかいいピッチングができればと。でも初回にヒットを打たれたので、(ノーノーは)諦めて投げました」。前回登板で無安打無得点を達成した右腕は、そう言ってベルーナドームに足を運んだファンを沸かせた。

 5月24日は完全アウェーの甲子園。プロ初の無安打無得点は、1936年の沢村栄治以来球団史上88年ぶりの甲子園での快挙で、しかもスコアも同じ1―0だった。「いけるところまで記録を伸ばしていけたら」と臨んだが、初回1死から滝沢に左中間三塁打を許した。「だいぶ緊張していたので、ヒットで我に戻った」と切り替えて、目の前の打者に集中した。

 2回以降は6回1死まで無安打投球。「前半からいい出力だった。真っすぐが凄くよかったので、押していきながら、変化球がいいところに決まった」と最速150キロの直球で押しこみ、得意のフォークにスライダーもさえた。打者25人中17人が初球ストライクとストライク先行の投球で、7回3安打1失点でチームトップの5勝目。22年に最多奪三振をマークした右腕は、今季もリーグ最多の54奪三振だが、この日は2奪三振と“脱三振”の打たせて取る投球で99球で7回まで投げ抜いた。これで交流戦は22年から6連勝で、球団では11~12年の内海哲也(現投手コーチ)の9連勝以来2人目の“交流戦男”。チームの3連勝とリーグ&交流戦2位浮上に導いた。

 ベルーナドームは球宴に初出場した21年に登板したマウンド。2番手で登板しレアードにソロを浴びた。「独特の雰囲気。12球団のファンが集まるのはオールスターしかない。凄くいい経験になった」。7回に中村剛にソロを浴び「ここで2回投げて、2本ホームランを打たれている。いい結果につながっているけれど、修正が大事」と油断はなかった。(青森 正宣)

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