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プロ初本塁打の阪神・前川右京 春季キャンプでの“指揮官の一言”を励みに頑張れた

2024年06月01日 05:15

野球

プロ初本塁打の阪神・前川右京 春季キャンプでの“指揮官の一言”を励みに頑張れた
春季キャンプ中の2月20日、サムスン戦で一発を放った阪神・前川を岡田監督が出迎える Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神4ー5ロッテ ( 2024年5月31日    ZOZOマリン )】 <記者フリートーク 阪神担当・石崎祥平>
 阪神・前川が、プロ初本塁打にたどり着いた背景には、岡田監督の言葉があった。

 春季キャンプ中の2月20日。韓国サムスンとの練習試合に「8番・左翼」で先発出場し、1打席目の2回2死三塁から右越えの本塁打を放った直後、岡田監督から声をかけられた。「ナイスバッティング」――。

 昨季1軍で33試合に出場したが、声をかけられたことも、会話をした記憶もなかった。指揮官の言葉はメディアを通じて情報を入手するだけ。それだけに、たとえ一言でも、その言葉がうれしかった。

 同時に「もっと頑張らないといけない」と改めて決意を固め「シーズンで活躍して認めてもらいたい」と心にも誓った。あれから約3カ月。“指揮官の一言”を、開幕「6番・左翼」のスタメンに始まり、この夜の初本塁打につなげた。

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