有藤通世氏 「今のロッテはチーム全体が機能」しつこくいやらしい打線が相手投手追い詰める

2024年06月01日 22:27

野球

有藤通世氏 「今のロッテはチーム全体が機能」しつこくいやらしい打線が相手投手追い詰める
<ロ・神>「11」をかざす友杉(左)と愛斗(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【交流戦   ロッテ3ー2阪神 ( 2024年6月1日    ZOZOマリン )】 ロッテは1点や2点のビハインドでは負ける気がしないと思う。特定の主力の活躍ではなく、脇役たちの働きが打線の流れを呼び、どこからでもチャンスがつくれる態勢ができている。
 9回に同点打を放った友杉、4回の先制点の起点となる一塁内野安打を放った高部。2番に入っている小川。3人のしつこくていやらしい打撃が相手投手をジワジワと追い詰めていく。初回、高部は三ゴロに倒れたがビーズリーに13球も投げさせた。友杉も第1打席で8球投げさせ四球。第2打席は7球で中飛。小川も第3打席の右飛は8球を投げさせた。簡単にアウトを与えない。福浦ヘッドコーチら首脳陣が彼らにつなぎの役割を求め、それに見事に応えている。

 投手陣の働きも見逃せない。1軍デビューだった田中晴が角度のある直球を武器に5回を無失点。9回に益田が勝ち越されたが最少失点にとどめた。友杉がフルカウントまで粘って岩崎から同点打。延長でも救援陣が耐えた。今のロッテはチーム全体が機能している。

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