カブス・鈴木誠也 9回に意地の適時二塁打 8試合連続安打をマークもチームは3連敗

2024年06月01日 06:30

野球

カブス・鈴木誠也 9回に意地の適時二塁打 8試合連続安打をマークもチームは3連敗
カブス・鈴木誠也(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス4ー5レッズ ( 2024年5月31日    シカゴ )】 カブスの鈴木誠也外野手(29)が31日(日本時間6月1日)、本拠地シカゴで行われたレッズ戦に「2番・右翼」で先発出場。4打数1安打1打点で連続試合安打を8試合に伸ばした。
 最大の見せ場は3―5と2点を追って迎えた9回の第5打席だった。1死一、三塁と、一発が出ればサヨナラ勝ちという絶好の好機で、鈴木はカウント2―1から左翼線適時二塁打してみせた。一塁から一気に本塁を狙った一走・マドリガルは惜しくも本塁でアウトとなったが、その間、鈴木は一気に三塁に進んだ。なおも2死三塁の好機が残ったが、続くベリンジャーは右飛に終わって試合終了。それでも、ここぞで見せた意地の二塁打は、鈴木の調子が上がってきていることの証だった。

 鈴木は初回の第1打席で見逃し三振に倒れると、3回の第2打席では初球で左脇に死球を受けた。第1打席でもヒヤリとする内角攻めを受けていただけに珍しく怒りあらわ。2―2の同点で迎えた5回無死一、二塁の好機で迎えた第3打席は痛恨の見逃し三振。ベンチに戻る際には主審を振り返ってにらむなど悔しさがありありだった。7回の第4打席は右飛に終わり、不完全燃焼な状態だっただけに、9回の最終打席で一気にうっぷんを晴らした形となった。

 また、8回の守備ではレ軍・スティーブンソンの飛球を逆光で見失いかけたが、後ろに倒れながら何とかキャッチする“好プレー”も披露。駆け寄った中堅・クルーアームストロングも思わず笑みをこぼした。

 今季通算打率は・258だが、連続試合安打を続けているここ8試合は33打数10安打1本塁打3打点の打率・303。徐々に負傷者リスト入りする前の好調な状態を取り戻しそうな雰囲気になってきた。

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