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【前田健太と一問一答】5回途中5失点に「粘りきれなかった」4回の被弾は「自分のミス。抑えていれば…」

2024年06月01日 13:50

野球

【前田健太と一問一答】5回途中5失点に「粘りきれなかった」4回の被弾は「自分のミス。抑えていれば…」
レッドソックス戦に先発したタイガース・前田健太(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   タイガース3-7レッドソックス ( 2024年5月31日    ボストン )】 タイガースの前田健太投手(36)が5月31日(日本時間6月1日)、敵地でのレッドソックス戦に先発し、4回2/3を投げて8安打5失点(自責点5)、2四球6奪三振1本塁打で2敗目を喫した。試合後の前田の主な一問一答は以下の通り。
 ――今日の投球を振り返って。

 「4回の失点がかなり大きかった。特に(ラファエルに許した)あのホームランは2アウトまで持っていくことができた中で、完全な失投を一発で仕留められた。自分のミスで試合が決まってしまったので、あそこはしっかり投げ切りたかった。あそこを抑えていれば、ゲームはまだわからなかったと思うので、悔しいですね」

 ――3回までは走者を出しても要所を抑えるベテランの投球だった。

 「先発ピッチャーとしてマウンドを降りるまでが自分の仕事。序盤が良くてもっていうのは、あまり関係ないと思いますし、トータルでしっかりと抑えなければいけない。そういう意味では粘りきれなかったっていうところが今日の悪かったところだと思います。今シーズンは悪い時に粘りきれていないとか、得点を多く取られてしまう試合が多い。あそこを1失点でしのげていくようなピッチング内容に今日はしないといけなかったかなと思います」

 ――ラファエラに打たれた球は。

 「スライダーですね。ど真ん中だった。しっかりとアウトコースに投げないといけなかったかなと思います」

 ――チェンジアップでかなりの空振りを奪った。ボールの動き、威力に一定の手応えはあるのでは。

 「チェンジアップはよかったですね。ディバースに1本打たれましたけど、あれはちょっと高かった。あの1球くらいですかね、チェンジアップをミスしたのは。他はしっかりと低めに投げられていましたし、感覚的にもよかった。ただスライダーがちょっと良くなかったというか、今年を通してずっと良くない。スライダーは本来であれば得意のボールなんですけど、改善が必要。得意なボールなだけに握りを変える、感覚を変えるというのが難しいところではあるんですけど、そこを何とか踏み切らないといけないところまできているのかなっていう感じはあります。本来であれば右打者にスライダーっていうのはそんなに打たれないボール。去年、今年あたりは本当に打たれることが多くなっているんで、改善したいというか、しないといけないですね」

 ――ウイルス性疾患の後遺症はないのか。

 「そういうのはないですかね。前回は5イニング、70球ちょっとで降板してます。体力を戻すっていう面で前回はそれほど多くを投げなかったんです。今回は通常通り、投げられているので問題はないです」

 ――明日から6月。焦りと言わないまでも、結果を出したいという思いが強まっているのか。

 「それはもうずっとありますね。時期とかも関係なく。1試合だけだったらそんなに気持ちは簡単に切り替えられますけど、2試合、3試合、こういう試合があると焦りというのはもちろんあります。自分の良さは粘り強く投げられること。毎回完璧なピッチングをするピッチャーではないと思いますし、圧倒的なボールっていうのを持っているわけではないので、粘りながら投げていかないといけない。それができないと自分にとっては苦しくなってしまうと思う。ランナーを出したとか、点を取られたっていうときに、粘りながら抑えられるようなピッチングっていうのが増えていけば、僕の中で良くなってきたなとは思える。5回無失点とかそういうピッチングももちろん大事なんですけど、6回2失点とか、6回3失点とか、粘りながら、投げられるような試合っていうのを増やしていきたい。なかなかそれができないっていうのが現状なんで、何とかしたいなと思っています」(ボストン・杉浦大介通信員)

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