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巨人ドラ5・又木まさか…逆転サヨナラ負けでプロ初登板初先発初勝利が消滅 6四球も6回2安打零封

2024年06月01日 17:25

野球

巨人ドラ5・又木まさか…逆転サヨナラ負けでプロ初登板初先発初勝利が消滅 6四球も6回2安打零封
<西・巨>巨人先発の又木(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人3―4西武 ( 2024年6月1日    ベルーナD )】 巨人のドラフト5位ルーキー左腕・又木鉄平投手(25=日本生命)が1日の西武戦(ベルーナD)でプロ初登板初先発。6回で6四球を与えながらも2安打無失点と粘りの投球を披露したが、チームが9回に逆転サヨナラ負けを喫して初登板勝利が消滅した。
 巨人の新人投手が初登板で勝利投手になれば昨年5月21日中日戦(東京D)の松井颯以来15人目で、左腕では2019年4月4日阪神戦(東京D)の高橋優貴以来となるところだったが、それを逃した。

 待望のデビューを前に「さすがに…いつもよりかは緊張しています。でも、やることは変わらないので。任された以上は責任感を持って、先発なので試合をつくることと、チームの勝利にしっかり貢献することをやっていきたいと思います」と話していた25歳。

 阿部慎之助監督(45)は「とにかく1イニングでも長く、思い切って勝負していってもらいたいと思います」と話してマウンドに送り出し、経験豊富な34歳のベテラン小林とバッテリーを組んで試合に臨んだ。

 初回は1番・源田への初球が147キロを計測したが、ボール。2球目の外角高め144キロ直球を中前打されて、最初の打者でプロ初被安打となった。犠打と4番・中村剛への四球で2死一、二塁のピンチ。それでも蛭間を二ゴロに打ち取って無失点で立ち上がった。

 2回も1死から佐藤龍に四球を与えたが、149キロを計測して無失点。3回は1死から滝沢、外崎に連続四球を与え、開始から打者12人で1安打ながら毎回の4四球となった。2死一、二塁で蛭間を高めの149キロ直球で空振り三振に仕留めて、プロ初の三振奪取。ピンチを脱したが、球数は3回終了時点で58球を数えた。

 4回は1死から佐藤龍に3ボールまでいったが、空振り三振。この回は初めての3者凡退で切り抜けた。5回も2死から滝沢を2打席連続四球で塁に出したが、無失点。

 0―0のまま迎えた6回に味方打線がようやく2点を奪って先制すると、その裏は先頭・中村剛に左前打されたあと、2死から佐藤龍にこの試合6つ目の四球を与えたが、この回も得点を許さなかった。

 又木は勝利投手の権利を得て2―0の時点で降板。だが、3―2で迎えた9回、6番手左腕・バルドナードが2失点して逆転サヨナラ負けを喫し、勝利を手にすることはできなかった。

 又木の投球内容は6回で打者26人に対して102球を投げ、2安打無失点。2三振を奪い、与えた四球は6つ、直球の最速は149キロだった。

 ▼又木 初登板で緊張しました。制球で苦しみ四球を多く出してしまいましたが(小林)誠司さんや、野手の皆さんに助けられ何とかゼロで抑えられて良かったです。しっかり反省して次につなげたいです。

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