カブス・誠也 初代打弾!「外角消して」狙い打ち5号2ラン

2024年06月01日 01:30

野球

カブス・誠也 初代打弾!「外角消して」狙い打ち5号2ラン
7回、代打で5号2ランを放ったカブスの鈴木(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス4―6ブルワーズ ( 2024年5月30日    ミルウォーキー )】 打った瞬間にそれと分かる強烈な打球。カブス・鈴木はバットを放り投げ、一塁を回ると雄叫びを上げた。2点を追う7回1死一塁。メジャー3年目、1171打席目で初の代打本塁打は、同点の5号2ランとなって左翼フェンスを越えた。
 「代打なので積極的に振らないといけないし、追い込まれてからはキツいなっていうのは分かっていた」。左腕ハドソンの初球は内角の直球。この1球を見て鈴木は内角に的を絞った。「外の球だったら手出しできるかなと思ったので、外角は(頭から)消して、インサイド待ち。それがうまくできた」。3球目、内角低めに食い込んできたカットボールを狙い打ち。広島時代の16年5月10日のヤクルト戦以来、日米通算2本目の代打アーチは5月15日のブレーブス戦以来の一発だ。

 これで7試合連続安打。しかし打率は・258で「めちゃめちゃいい打者でも3割打つのは大変。メジャーはそういう世界になってきている」と厳しさを痛感している。そんな鈴木の同点弾も実らずチームは黒星。地区首位ブルワーズに痛い連敗で借金1となり、ブ軍とは5・5ゲーム差に開いた。「スズキのビッグスイングは素晴らしかった。彼は我々の攻撃の中心なのだから」。クレイグ・カウンセル監督の期待も大きい鈴木は「僕自身もそうだけど、しっかりミスなくやれれば、おのずと流れがこっちに来る」と力を込めた。

おすすめテーマ

2024年06月01日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム