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広島・床田“新庄劇場”は想定内!?「勝って、いい流れつくれるように」チームの連敗止める!

2024年06月04日 05:45

野球

広島・床田“新庄劇場”は想定内!?「勝って、いい流れつくれるように」チームの連敗止める!
広島・床田 Photo By スポニチ
 広島は、4日から本拠地マツダスタジアムでパ・リーグ3位の日本ハムを迎えての3連戦。初戦に先発する床田寛樹投手(29)は「新庄劇場」を受けて立つと言わんばかりに意気込んだ。チームは目下4連敗中と苦境。本拠地6連戦の先陣としてトンネル脱出へ導く投打での貢献を誓った。
 床田は惑わず、どっしりと構えた。新庄監督の術中にはまらないための備えを自らに言い聞かせた。

 「何をしてくるか分からないので、全部想定しながら、パニックにならないようにできれば。打順はまだ分からないが、走者をためないようにすればいいのかなと思う」

 日本ハム戦は22年以来の登板。8回無失点で勝利投手になった2年前とは相手の勢いが違う。前回対戦時はリーグ最下位だった日本ハムが今季は新庄監督の大胆采配もあって、貯金8の同3位と好調だ。

 5月29日の甲子園球場での阪神戦では指揮官が古巣・阪神のユニホームを着てメンバー表交換に登場する驚きのパフォーマンスを繰り出し、同30日の同戦では打順6番で起用した投手の山崎に決勝打が生まれるなど、球場の空気を変えてきた。“新庄劇場”の雰囲気にのまれることなく、勝利に導く覚悟だ。

 「僕が頑張って勝って、いい流れをつくれるようにしたい。(連敗中だからとかは)全然気にしていない。勝ちたいのはいつも変わらない」

 交流戦は昨季こそ勝率5割で乗り切ったとはいえ、22年までは開催3年連続の最下位。今季は7年ぶりの2連勝発進を決めながら、4連敗を喫して2日にはリーグ首位からも陥落した。パのAクラスに位置する日本ハムとロッテを迎える本拠地6連戦は正念場で、目下4連勝中の床田に寄せられる期待は大きい。

 DH制のない本拠地戦。今季既に4安打を記録する打力も普段通りに発揮できる。「1本は打ちたい。(チームメートの)森下を見習って軽打していきたい」。前回5月29日のオリックス戦での2安打1打点など打率・375(16打数6安打)を残す森下からも刺激を受けた。6勝はリーグ最多に並び、防御率1・272は大瀬良に次ぐ同2位。昨季から交流戦3連勝中の勢いも背に連敗脱出へと導く快投を期した。 (長谷川 凡記)

 《大瀬良以来の交流戦4連勝へ》床田(広)は交流戦通算5勝4敗。初勝利を挙げた22年以降は、全7試合でクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)をマークし、5勝2敗と健闘している。昨季から3連勝中で、交流戦4連勝なら球団では17~18年の大瀬良以来になる。

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