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阿部監督 ミスターと試合前に会っていた!メークドラマ以来の猛打見せ「大喜びして帰ったと思います」

2024年06月04日 22:20

野球

阿部監督 ミスターと試合前に会っていた!メークドラマ以来の猛打見せ「大喜びして帰ったと思います」
<巨・ロ>大勝に「いいね」する阿部監督(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人18―2ロッテ ( 2024年6月4日    東京D )】 巨人が歴史的猛打で、試合前まで交流戦単独首位だったロッテに大勝。セ・リーグ首位を堅持するとともに交流戦首位に浮上した。敗れたロッテは5位に転落している。3回には全て単打で9者連続安打の球団記録タイの猛攻。連続安打が止まった後も単打3本を重ね、セ・リーグ記録に並ぶ1イニング12安打で11点を叩き出した。投げては大量援護をもらった山崎伊織投手(25)が6回113球4安打5奪三振2失点の投球で今季5勝目(1敗)を挙げた。
 阿部慎之助監督(45)は、歴史的猛打で勝利を飾った試合を「いやあ、もう本当にね、年に何回あるか分からないくらいの集中力を見せてくれましたね」と笑顔で振り返った。

 初回から相手先発左腕の小島に球数を投げさせた打撃陣について「小島くん、いいピッチャーだしね、コントロールもいいし、そこで逆に絞りやすかったのかなっていうのは思うんですけど」と分析。6番に上げた立岡が3本のタイムリーを放ちなど4安打4打点の活躍を見せたことには「相手からしても、何かね、長打はないけど、いやらしさは持ってるんでね、あそこに入れてますし。そこでね、結果で応えてくれてるんで。素晴らしいなと思って見てます」と昇格後に打線に活気をもたらしている34歳を称えた。

 また、3戦ぶりにスタメン復帰した坂本が先制打を含む2安打を放ち「元気が何よりなんで」と目を細めた。

 試合前には来場した長嶋茂雄終身名誉監督に「お会いしました」と語り、「多分、大喜びして帰ったと思います」と明かした指揮官。その長嶋監督が起こした「メークドラマ」の始まりと言われる1996年7月9日広島戦(札幌円山)以来となる9者連続安打。貧打に悩まされた序盤がウソのような大勝で交流戦でも首位に立った。阿部監督の就任1年目での“メークストーリー”が、今始まった。

 【巨人の1イニング9連打とメークドラマ】札幌市内の円山球場で行われた96年7月9日の広島戦で、1点を追う2回に2死無走者から球団史上初の1イニング9連打。川相昌弘(現内野守備コーチ)の満塁本塁打もあり、同回に一挙7点を奪った。11ゲーム差で迎えた首位との一戦を10―8で制して勢いに乗り、シーズン100試合目の8月20日に単独首位に立った。10月6日の中日戦(ナゴヤ)でリーグ優勝。当時の長嶋茂雄監督が首位と最大11・5ゲーム差をひっくり返す「メークドラマ」を達成した。

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