史上最多137人のオールスター選手輩出の名門ヤンキース、今季もジャッジ、ソトら最多選出の可能性大

2024年06月04日 11:40

野球

史上最多137人のオールスター選手輩出の名門ヤンキース、今季もジャッジ、ソトら最多選出の可能性大
ヤンキースのジャッジ(AP) Photo By AP
 MLBオールスターゲーム出場選手を決めるファン投票が5日(日本時間6日)からスタートする。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のヤンキース担当、ブレンダン・クティ記者は同球団から8人が選ばれる可能性を報じている。
 1933年の第1回オールスターゲーム以来、ヤンキースからはメジャー最多の137選手が選ばれ、総選出回数の441回もトップ。今回もメジャー30球団中、最多の人数が選ばれる可能性がある。

 確実なのはアーロン・ジャッジとフアン・ソト。2日(日本時間3日)現在、ジャッジはメジャートップの21本塁打を放っており、ソトはア・リーグトップの打率・322を記録。ア・リーグの最多得票はどちらと見られる。選ばれれば、ジャッジにとっては6回目、ソトにとっては4回目のオールスター出場となる。ヤンキースの外野手が複数先発するとなれば、21年のジャッジとジアンカルロ・スタントン以来だ。

 ヤンキースで両者に続き、選出の可能性が高いのはルイス・ヒル投手、クレイ・ホームズ投手、アンソニー・ボルピ内野手だ。リーグ2位タイの7勝、同3位の防御率1・99、63回1/3を投げ、投球回数を大きく上回る79奪三振と安定感抜群の投球を続ける右腕がア・リーグの先発候補。22年にトミー・ジョン手術を受け、今季から復帰したが、シーズン終盤までこのペースを維持できるかが焦点となっている。

 守護神のホームズは2日に17セーブ目を記録し、ア・リーグではガーディアンズのエマニュエル・クラセに次いで2番目。防御率は1・37となっている。ボルピはウィットやオリオールズのガナー・ヘンダーソンがいるため、リーグの遊撃手としては3番目の評価と見られるが、好守に印象的な活躍を見せている。アーロン・ブーン監督はキャンプからボルピがルーキーシーズンから大きく成長した選手であると繰り返し話していたが、見立ては正しかった。

 最も顕著な改善点は、昨季の27・8%から今季の20・5%に三振率を減らしたこと。加えて11盗塁も決めている。ボーダーラインにいるのは ルーク・ウィーバー、カルロス・ロドン、マーカス・ストローマンの3投手。クローザー以外のリリーフ投手がオールスターに選ばれることは少ないが、ウィーバーは21試合に登板し、35回2/3を投げ、防御率2・78、39奪三振を記録している。

 ヤンキースの先発投手陣の合計防御率2・78でア・リーグではダントツ1位。ストローマンは2・73、ロドンは3・09で、彼らも選ばれる可能性がある。

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