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水原一平被告 退廷時も大混乱 約50台のカメラが追いかけ、連邦地裁周辺は大騒ぎに

2024年06月05日 02:05

野球

水原一平被告 退廷時も大混乱 約50台のカメラが追いかけ、連邦地裁周辺は大騒ぎに
カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷した水原被告の退廷時は大混乱 Photo By スポニチ
 ドジャース・大谷翔平(29)の元専属通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)が4日(日本時間5日)、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で有罪答弁を行った。5月14日の罪状認否では手続き上の理由から形式的に無罪を主張していたが、この日は銀行詐欺、虚偽の納税申告の罪をすべて認めた。有罪答弁を受け、判決の言い渡し期日が10月25日(同26日)に決まった。
 水原被告は紺のスーツに白いシャツ、黒の革靴で、ひげをそり落して出廷した。髪の色は前回と大きく変わらず茶色がかった黒色だったが、ところどころ白髪が目立っていた。

 入廷の際には、建物の外で米国ローカルテレビ局や日本のテレビ局など約20社が報道。デジタルカメラも含めると、約50台のカメラが水原被告を追った。100人が収容可能の傍聴席は、多数のメディアで埋まり、ほぼ満席となった。

 罪状認否は約50分間で終了。水原被告は有罪を認めた。検事から送金の事実や虚偽申告の事実などを読み上げられると、それまで判事を見ていた視線を落とし、静かに聞き入った。

 また退廷時は、約50台のカメラが一斉に水原被告を追い、大混乱となった。フリードマン弁護士と一緒に退廷した水原被告は、あっという間に報道陣に囲まれたが、終始無言だった。

 水原被告は既に罪を認める司法取引に応じており、連邦地検が刑の軽減を申し入れる。刑期は最長で禁錮33年だが、連邦地検は司法取引に基づき、刑の軽減を申し入れる。

 連邦地検によると、水原被告は2021年11月ごろ~24年3月ごろ、違法スポーツ賭博で抱えた借金返済のため、大谷選手の口座から賭博の胴元側に不正に約1659万ドル(約25億9500万円)を送金した。大谷選手の口座から得た金を課税所得として報告しなかったとする虚偽の納税申告の罪にも問われている。

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