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ドジャース・大谷 移籍後初敬遠に大ブーイング 今季61試合目、昨季はメジャー2位の21個

2024年06月04日 01:30

野球

ドジャース・大谷 移籍後初敬遠に大ブーイング 今季61試合目、昨季はメジャー2位の21個
<ドジャース・ロッキーズ>8回、申告敬遠で出塁する大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース4―0ロッキーズ ( 2024年6月2日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、ロッキーズ戦に「2番・DH」で出場。チーム61試合目、出場58試合目にして今季初となる敬遠四球を記録して本拠地は大ブーイングに包まれた。エンゼルス時代の昨季は打線の層が薄いことで勝負を避けられ、メジャー2位の21敬遠を記録。愛犬を連れての観戦が可能で約700匹も来場した試合で3打数無安打に終わったが、2出塁で4―0勝利に貢献した。
 来場者4万8251人はもちろん、抱きかかえられた愛犬たちもきっと憤っていたに違いない。3―0の8回1死二、三塁。大谷が今季出場58試合目で初となる申告敬遠で出塁。球場は豪快な一発を期待したファンの大ブーイングに包まれた。

 続く3番・フリーマンがきっちりと中犠飛で加点。大谷は3打数無安打だったが、6回の打撃妨害も合わせて2出塁で勝利に貢献し、デーブ・ロバーツ監督も「(8回は)いい形で貴重な1点を奪えた」とご満悦だった。

 昨季まで6年間在籍したエンゼルスでは同じ看板選手の主砲トラウトが故障がちだった影響で相手投手陣からの警戒が集中して勝負を避けられる場面が多く、昨季はメジャー2位の21敬遠。一方、11年連続プレーオフ進出中の新天地では前後に18年MVPのベッツ、20年MVPのフリーマンがいるため、ここまで敬遠がなかった。

 「Pups in the park」と題して開催された毎年恒例の“愛犬観戦可能デー”。大谷の愛犬デコピンのTシャツを着用した犬も登場するなど盛り上がった。ロバーツ監督は52歳の誕生日だった5月31日に大谷と真美子夫人から岡山産のウイスキーとチョコレートを贈られたことを明かし「アメージングな箱だった。(以前に冗談でおねだりし、ミニカーをもらったこともある)ポルシェはなかった」と笑いながら感謝した。

 チームは移動日を挟み、4日(日本時間5日)から大谷にとって初見参となる敵地ピッツバーグでパイレーツ3連戦。5日(同6日)の2戦目の相手先発は昨年ドラフト全体1位指名の最速164キロ右腕スキーンズ。怪物対決に注目が集まる。(笹田幸嗣通信員)

 ≪ゲーリッグの命日 背番号4のワッペン着用≫6月2日は1920~30年代にヤンキースで活躍し、通算2721安打を記録した伝説の左打者であるルー・ゲーリッグの命日。「筋萎縮性側索硬化症(ALS、通称ルー・ゲーリッグ病)」で37歳という若さで死去した同選手の功績を称え「ルー・ゲーリッグ・デー」が開催され、全チームの監督、選手らが同氏の背番号4のワッペンを着用した。

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