西武・蛭間はなぜ昼間に強い?夜に比べて打率2割5分超アップの理由とは

2024年06月04日 08:00

野球

西武・蛭間はなぜ昼間に強い?夜に比べて打率2割5分超アップの理由とは
1日の巨人戦の9回、同点適時打を放つ蛭間(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 プロ野球におけるデーゲームとナイター。応援する側からすれば、どちらもそれぞれに雰囲気があり、甲乙付けがたいと思うが、新聞を作る側からすれば夜の締め切り時間に追われることがないデーゲームの方が歓迎だ。
 実は選手でも、得意、不得意があったりする。今季ここまでで顕著なのは、西武・蛭間拓哉外野手(23)だ。3日時点で昼間は37打数16安打で打率・432。夜は35打数6安打で打率・171。実に2割5分以上も開きがある。

 本人も理由が分からず、試行錯誤しているところだそうだ。「ボケのアレかもしれないですが…。蛭間(昼間)だからですかね」と“お約束”のジョークの後に、真剣に「正直、原因が分からず突き止めたいんです。いろいろ取り組んで試行錯誤しています」と語った。一体なぜなのか?

 予想理由(1)「生活リズム」 本人は「ファームでやっていたからですかね。生活リズムが違うので、早起きなんですかね」と挙げた。今季は途中まで2軍生活で、早寝早起きが習慣として定着し、現在も午前7時には目が覚めるという。だから最も体が動きやすい時間が、デーゲームなのかもしれない。

 予想理由(2)「球の見え方」 かつてソフトバンク・山川も西武在籍時に「昼と夜で球の見え方が違う」と言っていた。蛭間もできるだけ試合前に目が疲れないように「早く起きても、テレビを観すぎないようにしている」と工夫している。

 成績不振で松井監督が休養し、交流戦がスタートした5月28日から、渡辺監督代行兼GMの新体制になった。指揮官と同郷の群馬県出身でもある蛭間は5月10日に1軍に昇格し、ここまで主に5番打者として19試合に出場して打率・306、10打点と奮闘している。ナイターでの成績が向上すれば、よりチームへの貢献度も高まる。(記者コラム・神田 佑)

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