ソフトバンク・近藤“ON超え通算打率”カウントダウン!大台4000打数あと17「通過点にしたい」

2024年06月04日 06:00

野球

ソフトバンク・近藤“ON超え通算打率”カウントダウン!大台4000打数あと17「通過点にしたい」
ソフトバンク・近藤
 ONを超える。ソフトバンク・近藤健介外野手(30)のプロ通算4000打数の大台が近づいている。現在3983打数で残り17。4日からの中日、DeNAとの6連戦中に到達する見通しだ。通算打率は・3075。17打数無安打でも同・3011の王貞治、同・305の長嶋茂雄を上回ることになる。天才バットマンはあくまで通過点と捉え、さらなる高みへと突き進む。
 近藤は4日からの中日、DeNAとの6連戦中に通算打数が4000に達することが濃厚だ。プロ13年で積み重ねてきた打数は3983で通算打率は・3075。残り17打数全て凡退しても王貞治の同・3011、長嶋茂雄の同・305を上回る。

 「えっ、王会長だけでなく、長嶋さんもなんですか。数字、特に率は上にあった方がいいし、下げたくはないです。着実にいきたいですね」

 勝負強さを兼備する天才バットマンの“ON超え”カウントダウン。王球団会長だけでなく、同郷・千葉が生んだスーパースターの長嶋氏も上回る。4000打数に到達している現役選手で高打率をマークしているのはヤクルトの青木(・314)、ソフトバンクの柳田(・312)らがいる。「けがなく通過点にしたいし、4000、5000、6000打数まで、打席に立っていくつもりです」。高みを目指す近藤にとってモチベーションになっている。

 名古屋、横浜と転戦する敵地6連戦。横浜高出身の近藤にとって7日からのDeNA戦で舞台となる横浜スタジアムは思い出深い球場だ。高校3年夏の11年神奈川大会決勝ではエース松井裕樹(現パドレス)を擁する桐光学園と対戦し、延長10回にサヨナラ打を放って甲子園行きの切符をつかんだ。「ハマスタといえば、神奈川の球児にとっては甲子園よりも聖地ですからね。楽しみです」。日本ハム時代の19年交流戦以来5年ぶりとなる凱旋試合を楽しみにしていた。

 DeNAには高校の先輩・筒香もいる。近藤は1年時に遊撃手で三塁手だった筒香と三遊間を組んだ。「筒香さんにも久々にお会いできる。楽しみにしておきます」と笑顔を見せた。

 聖地・ハマスタでは18年に2本塁打している。2日の広島戦ではプロ初の1試合2本塁打を放ち、乗っている不動の5番打者は「まずは、ここぞの一打から。その結果が本塁打となれば」と節目を迎える6連戦での活躍を期した。(井上 満夫)

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