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MLB公式が最新の新人王投票結果発表 ナ・リーグは日本選手が上位 3位に6日大谷と初対決のスキーンズ

2024年06月05日 07:10

野球

MLB公式が最新の新人王投票結果発表 ナ・リーグは日本選手が上位 3位に6日大谷と初対決のスキーンズ
カブス・今永(AP) Photo By AP
 大リーグ公式サイトが4日(日本時間5日)担当記者たちによる最新の新人王投票の結果を発表。ナ・リーグではカブスの今永昇太(30)が1位、ドジャースの山本由伸(25)が2位と、日本人選手が1・2位を独占。3位にパイレーツの剛腕ポール・スキーンズ(22)が入っている。
 1位の今永は28個の1位票を獲得。最初の2カ月の大半を防御率トップで6月に入っても1・86でトップグループにいる。5月までの10度の先発登板のうち、7度で無失点または1失点に抑え、イニング数(58)よりも多い奪三振数(59)を記録した。今永のフォーシームは平均約92マイル(約148・0キロ)と速くはないが、その速球は野球界で最も価値のあるものと評価され、結果、今永のWARは2・4でナ・リーグの投手の中で2位にランクされている。36%のボール球を振らせており、リーグ平均の28・4%を大幅に上回っている。
 2位の山本は4個の1位票。シーズン開幕前に最も注目された新人投手だが、少なくともその期待が合理的であったことを示している。ナ・リーグの奪三振数でトップ10に入っており(65イニングで76奪三振)、ドジャースの先発投手陣の中で2番目に多いイニング数(65)を投げ、6勝2敗、防御率3・32。山本は最も派手な活躍をしているわけではないが、オフシーズンに12年総額3億2500万ドルの契約を結んだ際にドジャースが期待していた通りの結果を出している。

 3位のスキーンズは7つの1位票を得た。先月MLBデビューを果たし、その登場は大変な話題となり、その後もマウンドに上がるたびに注目を集めている。4回の先発登板で2勝0敗、防御率2・45、22イニングで30奪三振を記録している。32・7%の奪三振率はMLBのトップクラスで、これは100マイルを超えるフォーシームと40・3%の空振り率を誇るスプリッターのおかげ。対戦相手はこの球に対し、打率・067しか打てていない。5月17日のカブス戦では6イニングで無安打11奪三振、無四球だった。5日(日本時間6日)、大谷翔平との初対決に注目が集まっている。
 4位のカージナルスのマシン・ウィン(22)は2つの1位票。5月に18試合連続安打を記録し、打率・309を残している。連続あんだ中、ウィンは・377の打率と・974のOPSを記録し、チャンスにも強かった。しかし、攻撃は貢献の一部に過ぎず、素晴らしい守備ですでに6つの守備防御点を記録しており、これは全MLBのショートストップの中でもトップだ。Defensive Runs Saved(DRS/守備防御点)は特定の守備位置にいる選手がリーグ平均と比べてどれだけのラン(得点)を防いだかを数値化している。ウィンは総合的に優れており、シーズンが進むにつれて新人ランキングを上昇する有力候補となっていきそうだ。

 5位のパイレーツのジャレド・ジョーンズ(22)は11度の先発登板で防御率3・55、63回1/3でチームトップの70奪三振と12四球を記録している。WHIPは1・01。空振りをたくさん奪い、ボール球を振らせ、強力なスライダーは被打率・163だ。ジョーンズ相手に強い打球を打つのは難しく、打者の平均打球速度は89・2マイル(約143・5キロ)になっている。

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