×

阪神・村上 3年ぶり梅野とコンビで6回7K1失点 要所踏ん張り防御率1点台に復帰

2024年06月05日 05:15

野球

阪神・村上 3年ぶり梅野とコンビで6回7K1失点 要所踏ん張り防御率1点台に復帰
<神・楽>先発した村上(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神1-3楽天 ( 2024年6月4日    甲子園 )】 何度もピンチを迎えながら、村上は最少失点で粘った。前回登板が予定されていた5月28日の日本ハム戦(甲子園)が降雨中止になり、中13日での登板。リフレッシュを経て6回6安打1失点、7奪三振の力投を見せた。シーズン通算53奪三振とし、同僚のライバル才木に並び、ヤクルト・吉村の58、巨人・戸郷の54に次ぐリーグ3位となった。
 「球数がいっちゃっていたので、もう少しテンポ良く早い球数でいけたら、もう少しリズムができた」と反省。それでも、随所で威力を発揮した直球の最速は4月16日の巨人戦以来の大台となる150キロをマークした。

 1点の援護をもらった直後の5回だった。先頭の8番・太田に許した左翼線二塁打をきっかけに、2死三塁とされた。ここで村林にファウルで粘られた末、7球目の低め119キロスローカーブを拾われた。「(あの球は)しっかりコースに投げ切っていた」と制球に狂いはなかったが、痛恨の失点となった。

 6回2死一、二塁から太田を外角低め直球で見逃し三振に仕留めるなど踏ん張り、勝ち越し点は許さず。調子が悪くなかっただけに「もう少し、もう1イニング、2イニングくらいはいきたかった」と悔やんだ。

 前回登板、5月21日の広島戦では自己ワーストの9安打で同タイの5失点。昨季初先発から5月21日までの先発全29試合で組んだ坂本ではなく、21年8月28日広島戦(マツダ)以来、約3年ぶりとなる梅野との先発バッテリーで挑んだ。「どういうふうな感じでいこうというのは事前に話して、そういう感じでいけたのは良かった」と収穫を強調。梅野には「しっかり打ち取る意図を持って投げてくれたと思うし、粘り強く投げてくれたと思う」とねぎらわれた。

 この日の好投で防御率は1・97と1点台に復帰。6連戦初戦を担う「火曜日の男」が、さらに調子を上げていく。(杉原 瑠夏)

 ○…村上(神)が梅野と先発バッテリーを組むのは21年以来で、同年は2試合で5回1/3を投げ10失点(自責点10)の防御率16・88だった。昨季の21試合と今季の8試合は全て坂本と組んでいた。

おすすめテーマ

2024年06月05日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム