“夕方ニュース戦争”開始 NHK視聴率下落「まさかこんなに…」
2024年04月14日 08:45
芸能
ワイドデスク 放送業界で注目を集めているのが、夕方のニュース戦争。各局がテコ入れして、その視聴率の推移も興味深い。
本紙デスク 特に一番大きく変わったのがNHK。これまで大相撲がない日はバラエティー番組などを再放送することが多かったけど、新たに生の情報・報道番組の「午後LIVE ニュースーン」を始めた。池田伸子アナと伊藤海彦アナをキャスターに置いて日々のニュースや生活情報などを届けている。
週刊誌記者 局内でも今回の改編に大きな期待があった。ただ、視聴率的にはあんまり芳しくなかった。
本紙デスク ビデオリサーチによると、リニューアル初日となった1日の平均世帯視聴率が1・7%。前4週の平均から4ポイント以上も下落した。局内からは「まさかこんなに落ちるなんて…」と戸惑いの声も聞こえてくる。「番組の方向性が定まっていないんじゃないか」といった厳しい意見もあるようだ。
ワイドデスク NHKが落ちた分、テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」とTBSの「Nスタ」に視聴者が流れた形になった。これまで夕方のニュース番組は日本テレビの「news every.」とテレ朝の“2強”だったけど、そこにTBSが食い込みつつある。テレ朝、TBSとも番組を大きく変えていないのは自信の表れなんじゃないかな。
リポーター その日テレは藤井貴彦アナの退社を機にキャスター陣を一新した。桐谷美玲や斎藤佑樹氏を起用してイメージがガラリと変わった。藤井アナが人気だっただけにリニューアル後の不安もあったけど、結果的には視聴率も前週とほとんど変わらなかった。
週刊誌記者 フジテレビの「Live News イット!」はNHKを退社した青井実アナを起用した。満を持してのテコ入れ策になるはずだったんだけど、青井アナが役員を務めていた会社から報酬をもらってNHKの服務準則に違反し厳重注意を受けていたことが判明。出はなをくじかれてしまった。
本紙デスク 結果的には視聴率は大きく変化することなく、日テレ、テレ朝、TBSの背中を追いかける構図は変わらない。番組では多くの局員が働く報道フロアでニュースを解説する斬新な試みもあったけど、局員の中には「仕事に集中できない…」とぼやく人もいたよ。
リポーター まだ始まったばかり。今後の動向にも注目が集まるね。