清原博弁護士 水原容疑者の弁護士「ロスでもトップ10に入るぐらいの敏腕」 弁護費用は?「おそらく…」
2024年04月14日 14:25
芸能
司法省によると、水原容疑者が送金したのは21年11月から24年1月までで、水原容疑者が関係する機器やIPアドレスが使われていた。当局が入手した水原容疑者の賭博記録には、この期間中の合計賞金は総額1億4225万6769ドル(約218億円)、負けた金額は1億8293万5206ドル(約280億)で、損失額は4067万8436ドル(約62億円)にのぼる。
カリフォルニア州の弁護士資格を持つ清原弁護士は銀行詐欺について「銀行をだまして不正な利益を得る犯罪」と説明。「銀行システムを揺るがす、社会不安をあおるわけですから、重大な犯罪とされてます」と続けた。
罪の重さは「有罪になりましたら禁錮30年以下、または罰金100万ドル、日本円にすると約1億5000万円以下の刑罰」とし、「実際この事案で判決が出るとしたら、私の考えでは禁錮15年の実刑」と予想した。
「ただ、後から出るかもしれませんけど、司法取引というのがあって、それができればもっと刑罰は軽くなる可能性はありますよね」とも語った。
司法取引で考えられる内容については「このケースだと水原容疑者が自分の容疑、全部認めますと、有罪ですと認める。その代わりに刑罰を軽くしてねとお願いするというのが司法取引なんです」と解説した。
さらに水原容疑者の担当弁護士であるマイケル・フリードマン氏については「この人は刑事弁護が大変得意で有名な方で、ロサンゼルスでもトップ10に入ると言われているぐらいの敏腕弁護士なんですね。この人は元連邦検察官でもありますから、まさにこういった刑事事件は得意としているわけですね」と明かした。
「ですから今この方が司法取引をしようとしてますけど、敏腕弁護士ですから、先ほど禁錮15年なんて言いましたけども、司法取引が成立すればもしかしたら禁錮5年とか7年とか、そのぐらいまで短くなるかもしれませんね」と推測した。
タレントの峰竜太が「これ弁護費用取れますかね」と水原容疑者の支払い能力を心配すると、清原弁護士は「おそらく弁護費用はあまり取らないと思います。この方はボランティアであっても刑事弁護を引き受けることがあって、今回の場合は水原容疑者は社会的に注目を受けた事件ですから、弁護士としての実力を示せばそれは自分の評価として上がるということも考えてると思いますよね」と解説。「アメリカの弁護士らしいですね」とも話した。