吉田鋼太郎 意識してしまう同世代の名優 当然の映画賞受賞に「もうね、あげなくていいです!」
2024年04月14日 23:42
芸能
吉田にも同じ質問が振られた。「言いたくないんだけど、本当に気になっているから言いたくないというところがあるんですけど、あとはこの人を出すと負けたって感じがするから言いたくないんですけど、あの…言いたくないなあ」。さんざん迷った挙げ句、「テレビ見ている同業者は、あいつバカだなって言うと思うんですけど、僕のことをね。役所さんが気になるんですよね」と、役所広司(68)の名を口にした。
長年、舞台を中心に活躍した後、ドラマや映画などに進出してきた吉田。対する役所はほぼ同年代ながら、若いころから数々の映像作品に出続けてきた。まったく違うキャリアを歩んできた2人とあってか、MCの中居正広は「ものすごくリアリティーがありますね」と目を丸くした。
吉田は「なるべく頭からどかそう、どかそうと思ってるんですよ。意識しちゃダメだと。あの人はすごい人なんだと。近づこうと思っちゃダメだと。違う世界で生きていると思え、吉田と」と、自分に言い聞かせるようにしているという。
役所は映画「PERFECT DAYS」に主演し、昨年のカンヌ映画祭の男優賞を受賞。作品は今年のアカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされた。日本アカデミー賞でも最優秀主演男優賞を獲得するなど、国内外で絶賛された。吉田は「こないだね、日本アカデミー賞…やっぱり獲ってるんですよ、賞を」と説明し、「もうね、あげなくていいです!あの人。あげなくていい!」と声を張り上げ、一同を爆笑させていた。