堀田真由が語る日曜劇場「アンチヒーロー」裏話 話題になったバイクシーン「ドキドキしてエンスト」
2024年05月16日 14:35
芸能
![堀田真由が語る日曜劇場「アンチヒーロー」裏話 話題になったバイクシーン「ドキドキしてエンスト」](/entertainment/news/2024/05/16/jpeg/20240515s00041000479000p_view.webp)
近年、芯のある力強い役はいくつかあったのですが、どちらかというと笑顔の印象がある役柄の方が多かったので、社会人の役でかっこいい自立した女性を演じたことはなくて、そこは新たな挑戦でした。
――弁護士役で難しいところは?
法律の専門用語がなじむようになるまで、すごく苦労しました。
――法律用語はどうやって覚えましたか。
分からないものはしっかり調べて、意味を理解すると、そういうことかとスッと入ってくるものもあったりします。ただ、理解しても、口が言い慣れてないので、そこを慣らすのはすごく大変でした。紫ノ宮という人間はきっと完璧主義。凄く努力をしている人で信念があって、それを貫く女性だと思うので、できるだけ私も紫ノ宮と〝同居〟していけるように、せりふは何度も何度も練習して、1日に何回しか間違えないとか自分の中でルールを決めながらやっています。
――第2話で登場した紫ノ宮のバイクに乗るシーンはSNSでも話題になりました。
バイクの免許はもともと持ってはいたんですけど、お芝居の中では挑戦したことがなかったので、自分が持ってるものを生かせるチャンスをくださったことがうれしかったです。(第2話の)最初のバイクのシーンがクランクインで、免許を取ってからプライベートでも乗っていなかったので、クランクインする前に練習させていただきました。初日の緊張感って作品を何度やっても、つかみきれない感じなので、そこでバイクに乗るというのはすごくドキドキして。練習したのにエンストしちゃったりとかありました(笑い)。反響をいただき、第4話でも乗らせていただいたので、また乗れる機会があったらうれしいですね。
――長谷川博己さんとの共演はいかがでしょうか。
8年前にもご一緒させていただいて、長谷川さんは柔らかくてチャーミングな方なんですけど、役のスイッチが入ると本当に迫力もありますし、妥協しないというか、どのシーンでも絶対に納得のいくものを出されていて。長谷川さんが常に自分(自身)と戦ってらっしゃる姿を見せてくださるので、私も食らいついていかなければと思いますし、私たちのお芝居も引き上げてくださるので、本当に法律事務所の先生と後輩のような関係です。
――長谷川さんとの撮影中に驚いたことは?
私が台本を読んで、長谷川さんは明墨先生をこういうふうに演じられるのかなと想像していたものとは全く違ったやり方で、段取りから幅を広げたり、空間を使ってらっしゃる姿を見て、毎度驚かされています。
――刑事部長で父親の倉田功は藤木直人さんが演じていますね。
藤木さんと初めてお会いしたのは第5話の久々に実家に戻ってきて対峙(じ)しているシーン。紫ノ宮も父と会ってない時間があるので、あまりにもコミュニケーションを取りすぎていたら出せないものだったのかなと思うと、今回は初めましてで良かったかなと思います。普段の藤木さんはプライベートな話とかをしてくださったり、あとオールスター感謝祭の前には、どういう風にやったら「クイズがうまくいくよ」とか、お父さんのように「頑張ってね」と言ってくださって。劇中ではバチバチしていますが、普段はとても優しい方です。
――北村匠海さん演じる同僚弁護士・赤峰柊斗とのバディも楽しみです。
紫ノ宮にとって赤峰は今後、明墨の過去、そして、自分の父親がそこに何か関わってくるんじゃないかというのを探っていくバディになってくるので、2人のシーンがかなり増えてくると思います。これまで、紫ノ宮と赤峰はそれぞれが抱えていたものを互いに探っていましたけど、きっと最初から同じ線の上にいて、最終回に向けて2人が明墨法律事務所でどのように事務所の一員として動いていくのかというのが、見どころになってくるのかなと思います。