古市憲寿氏「18歳人口が減少…専門学校も大学もどんどんつぶれていく」美容専門学校の5月末閉校問題に

2024年05月16日 10:52

芸能

古市憲寿氏「18歳人口が減少…専門学校も大学もどんどんつぶれていく」美容専門学校の5月末閉校問題に
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 社会学者の古市憲寿氏(39)が16日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。愛知県小牧市の「愛知中央美容専門学校」が資金繰りの悪化が原因で5月末で閉校し、生徒が既に納めた入学金や授業料の大部分は返還できないとされていることについて言及した。
 運営法人の代理人弁護士などによると、同校は2004年に設立され、昼間生と通信生計86人が在籍。昨年秋までに、運営する「愛知中央美容協同組合」の親会社2社が経営破綻したことで資金繰りが悪化した。代わりのスポンサーを探したが、見つけられなかった。

 4月に入学した昼間生の場合、入学金や授業料など計約100万円のうち、5万円程度が返還される見通し。同校は生徒らが6月以降に他の美容専門学校に転校できるよう調整している。運営法人は代理人弁護士を通し「多くの関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございません」とのコメントを出した。

 古市氏は「もしも100人くらい入学者がいたら何とかなったのかもという話かも知れないんですけど、こういうことは、これからも増えていくと思う。今、18歳人口がどんどん減っているので美容学校もこのように経営が立ち行かなくなることが増えていくと思う」と自身の見解を述べた。

 そして、「そもそも美容師の資格はおかしいなと思っていて、国家試験じゃないですか、2年間、基本的に学校に通って試験を通って資格を得て初めて仕事に就けるという。にもかかわらず美容師さんの収入って全産業平均よりたいぶ安くて、だから勤続年数も短いことが多いんですよね」と言い、「結局、美容師免許があるのにやめて違う仕事で働いている人も多い。これっておかしいじゃないですか。なんで2年間学校行って資格まで取るのに、頑張ったのに、でも収入安いのっていう。美容業界の構造とかを見直さない限りは、なかなかこの美容業界、先行きが厳しいんじゃないかなということはどうして思っちゃいますね」と指摘した。

 そのうえで「専門学校も大学もどんどんつぶれていくと思います。逆につぶしていかないとおかしなことになっちゃうというか、大学とか専門学校の数をそのままにして学生が減っていくわけだから、どんどんレベルも下がっていく。逆にどんどん撤退していく、つぶしていくという前向きな撤退みたいなこともたぶんこれから考えないといけないですよね」と持論を述べ、「国家試験が古いままだから、今YouTubeとかでも本当は美容テクニックとかたくさん学べることがあるはずじゃないですか。本当にこの時代、専門学校が必要なのってところまで考えないと」と自身の考えを話した。

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