GDPマイナス、補助金終了 景気低迷の中で減税効果は?星浩氏「消費拡大にはなかなか…」
2024年05月16日 16:57
芸能
一方で政府は、今後の景気について「雇用や所得が増え、経済は穏やかな回復が続く」と、実態と大きく乖離した楽観的な見通しを示している。
今後はガス、電気代の補助金が5月使用分で終了する。さらなる物価高が懸念される中での政府の観測で、星氏は「長いトレンドで見ると、賃上げはかなり大きかったので、じわじわと効いてくる。物価もガス、電気は補助金がなくなるけど、少しは収まってくるだろうという、楽観的な見通しですね」と解説した。
また政府は6月に実施する4万円の定額減税に期待を示しているが、この減税は1回限り。星氏は「ワンショット、1回だけなんです。それから何と言っても国民からすると、将来不安があるので、4万円減税あっても貯蓄に回しちゃうということになる。消費拡大にはなかなかつながらない」と、効果には疑問符を付けた。
また将来不安については、「社会保障が機能して年金もらえるかな?という将来不安と、国の借金が1000兆円を超えてますから、将来ちゃんと借金返せるのかという不安があって」と解説。「そこの部分が払拭されないと、消費にどんどん回して下さいと言うが、なかなかそうはいかないというのが現実だと思います」と述べた。