トライセラ和田唱　「聴いてくれてますかー!?おーい!!」昨年11月死去のKANさんへの思いつづる

2024年05月16日 15:37

芸能

トライセラ和田唱　「聴いてくれてますかー!?おーい!!」昨年11月死去のKANさんへの思いつづる — 「TRICERATOPS」和田唱のインスタグラム（@sho_wada_triceratops）より　左からKANさん、和田

　ロックバンド「TRICERATOPS」のボーカル・ギター和田唱（48）が16日、自身のインスタグラムを更新。昨年11月に亡くなったシンガー・ソングライターKANさん（享年61）への思いをつづった。

　和田は「多分KANさんがまだ日本にいれば、今頃ロックボンソワ（KANさんの20年続いたラジオ番組）に呼んでくれて、俺のニューアルバムを特集してくれていただろう」とコメントした。

　「で、KANさんはアルバムを歌詞を見ずにまずは3周、そのあと歌詞を見ながら3周、計6周聴き込んでくれて（いつもそうだった）感想を俺に伝えてくれただろう」と伝えた。

　そして「KANさんが選んでかける何曲かを俺が正解したら次週もまたかけてくれるクイズもやって、結構な確率で俺は正解したりしただろう。で、収録後、スタジオの外でこんな写真も撮ったんだろう」と、KANさんとの2ショット写真を掲載した。

　「ご存知の方もいらっしゃると思うが、俺は過去2作のソロアルバムで、同番組中KANさんが"勝手に選ぶ"年間ベスト・アルバム、『アルバム・オブ・ザ・イヤー』を2作連続で勝ち取ったのである！」と明かした。

　その賞にはトロフィーも賞金もないとしながらも、「でもそんな事は全くどうでもいいくらい俺には栄誉なことだった」と続け、「何しろあのKANさんがその一年で接した洋邦問わずの数あるアルバムの中から選んでくれたのだ。本当に気に入ってくれた証拠だ」と説明した。

　「だから俺は今回の3rdソロアルバムも、もちろんまずは待っててくれるファンの皆さんの事を念頭に作るけど、それと同じくらい、KANさんに聴かせて唸らせたい、なんなら三作連続でアルバム・オブ・ザ・イヤー…!?そんな気持ちが確実にモチベーションになっていた」「だからKANさんが旅立ったと知った時、一瞬制作の熱が冷めてしまうような感覚すらあった」と打ち明けた。

　「とはいえ大好きなアルバム制作。アルバム・オブ・ザ・イヤーを獲る前提で熱中した（笑）」と投稿。「そして『BIRDMAN』と名付けられたニューアルバムは無事完成し、まずはサブスク配信が始まった。今日はコーヒーを飲みながら、ふと想いを巡らせてしまった」と告白した。

　そして「携帯の写真を遡ったら以前ネットに上がったものと別ショットの2ショ写真があったので上げてみようと思う。ねぇKANさん、今回のアルバムどうですかー!?聴いてくれてますかー!?おーい!!」と呼びかけた。

　この投稿にフォロワーからは「KANさんにきっと届いてる」「泣いちゃう」「聴いてくれているに決まっている」「素敵なおはなし　シェアありがとう」「たまりませんね」「涙目になっちゃった」などの声が寄せられた。