橋下徹氏 ロシアの侵攻から2年「どこまでロシアを抑え込むためにやるのか…西側諸国の覚悟が足りないと」

2024年02月25日 08:55

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橋下徹氏 ロシアの侵攻から2年「どこまでロシアを抑え込むためにやるのか…西側諸国の覚悟が足りないと」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が25日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻開始から24日で2年となったことに言及した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、映像を公表し「われわれは独立のために戦っている。そして勝利する」と述べ、ロシアが前線で攻勢を強める中で国民に団結を呼びかけた。首都キーウ(キエフ)近郊ホストメリで行われた式典には、ゼレンスキー氏のほか先進7カ国(G7)議長国イタリアやカナダ、ベルギーの首相らが参加し、連帯を示した。

 一方、ロシアのプーチン大統領は22日、中部カザンの航空機工場の滑走路から、核兵器搭載可能な主力長距離戦略爆撃機の改良型ツポレフ160Mに搭乗して約30分間飛行するなど交戦姿勢を見せている。

 橋下氏は「ロシアのこの行為というのは、とんでもない行為で、これはもう僕ら西側諸国としては止めにいかなきゃいけないというのは、その通りなんですけれども、でも2年前に西側、特に日本の専門家も、2年後のこの状況を予測していた人なんて誰もいない。もっと短期にロシアは崩壊していくんじゃないかと言っていた人がたくさんいる」と言い、「僕はやっぱりこの西側諸国がロシアを抑え込まないといけない、国際秩序を守るためにという掛け声は分かるんです。その通りなんですけれども、実際にやっていることは何なのかといえば、ロシアと日本の利益になるところの貿易取引はそのまま継続しているわけですよ」と指摘。

 そして、「サハリン2もそうだし、魚介類の取引もそうだし。欧州は天然ガスの取引をそのまま継続しているし、あの米国ですら原発の燃料のウランについても取引やっているわけですよね」と具体例を出して説明し、「掛け声はいいんだけれども、本当にどこまでロシアを抑え込むためにやるのかという覚悟の違い。今、ロシアの覚悟と西側諸国の覚悟というところで、西側諸国の覚悟がまだ足りないのかなと思いますね」と自身の見解を述べた。

 また、「あと国際法、国際法っていうのも、その通りなんですけれども、国際社会全体に響いていないですよ、西側諸国の思いが。なぜかというと、イスラエルとパレスチナの今の衝突のところで、本当に国際法というものを守るべきなのかという、米国や西側諸国が言っているのは、二重基準じゃないかということを国際社会が思っている以上、国際社会も動いていないのかなと思いますね」と自身の見方も述べた。

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