伊藤匠七段「自信のない展開だった」 棋王戦第2局

2024年02月25日 04:50

芸能

伊藤匠七段「自信のない展開だった」 棋王戦第2局
棋王戦第2局に臨んだ伊藤匠七段(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 藤井聡太棋王(21)=王将含む8冠=が挑戦者に同学年の伊藤匠七段(21)を迎える第49期棋王戦第2局は24日、金沢市で指され、94手で後手藤井が勝利した。対戦成績を1勝0敗1分けとし、持将棋で引き分けた第1局を経て実質的に白星発進した。第3局は3月3日、新潟市で指される。
 1勝が遠かった。第1局での持将棋を経て、勝率上有利な先手番を得た伊藤だが、「(中盤は)後手の手駒がかなり多い。自信のない展開だった」と終局後うなだれた。

 昼食休憩前の67手目、手駒にした飛車を藤井王の背後へ打ち込んだ。そこまで消費時間25分。68手目に1時間28分考えた藤井との昼食休憩明けの残り時間差は1時間27分まで開いた。

 研究成果かと思われたが違った。続く69手目に1時間8分。至極当然な応手である71手目を挟んで73手目に1時間14分。変調の表れとされる実質的な連続長考が出て流れも失った。

 対戦成績0勝8敗1持将棋。「内容が良くなかった。気持ちを切り替えて臨みたい」。下を向いたままでは終われない。

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