落語協会誕生100年 柳亭市馬「面白い芸を提供することのみが使命」 芸協との企画展望も語る

2024年02月25日 13:06

芸能

落語協会誕生100年 柳亭市馬「面白い芸を提供することのみが使命」 芸協との企画展望も語る
百年ポーズを決める(左から)林家正蔵、柳亭市馬、林家木久扇(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 落語協会が25日、誕生百年を迎え東京都台東区の上野精養軒で記念式典を行った。式典前の会見には会長の柳亭市馬(62)、副会長の林家正蔵(61)、相談役の林家木久扇(86)が出席した。
 ちょうど100年前の1924年(大正13年)の2月25日に同協会は上野精養軒で発会式を行った。市馬は「(関東)大震災から始まり、この100年には戦争もあったし、コロナも経験し、いろいろなことがあった時にお客さんに助けてもらいました。私たちは日々いい芸、面白い芸をお客さんに提供することのみが使命だと感じております」と振り返った。

 1930年(昭和5年)には現在の落語芸術協会(芸協)が誕生。以降両協会は独自の歩みを進めてきた。コロナ禍では21年に協会の垣根を超えて、寄席存続のためのクラウドファンディングなどを行った。

 落語協会が100周年を迎えるにあたり、芸協と交流企画を行う計画があるかを問われると市馬は「両協会の100年前後で何か具体的な話はない」とした。その上で個人の意見として「芸協さんが100年の時が一番いいと思うが、両協会合わせて夢の寄席の顔ぶれができたら、お客さんがこんなに喜ぶことはない。ここをなんとかしたい。努力します」と展望を語った。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年02月25日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム