松原耕二氏 政倫審の与野党攻防「真相究明のためというより、国会対策の駆け引きの材料と化している」
2024年02月25日 14:51
芸能
現在、自民党は非公開での実施を主張し、野党は弁明の機会を隠す対応だとして、公開を要求している。過去の政倫審を振り返ると、潔白を主張し「幕引き」を図る舞台に利用された側面もあり、偽証罪にも問える証人喚問を求める声も上がっている。
松原氏は、自民党が非公開を主張していることに「疑惑のある議員を同じ議員が審査するんですよね。それで非公開でどんな意味があるんだろう。やる意味があるのか」と疑問を投げかけ、「今回、審理する委員の中にも裏金をもらっている人がいる。つまり、本来、審査される側の人間(審査)がする側に回っているという、これもいかがなものかという感じがする」と指摘した。
そして、「どう考えても事務総長経験者縛りにしているように見えるんですが、やっぱり二階さんを出したくないと。外したいということで事務総長経験者縛りということに恐らくルールづくりをしたのでは、とみられている」と言い、「ですから、公の場で自民党が自ら率先して信頼回復すべきなのに、野党が要求し、それに対して自民党が小出しに小出しに要求を少しずつ飲む形にしている。要するに真相究明のためというよりは、国会の通過儀礼というか、国会対策の与野党の駆け引きの材料と化してしまっている。ものすごく違和感がある。どう見ても今のやり方というのは、自民党が予算通過まで持っていって、その後は頑なになるかも知れない。つまり、時間をかけて熱が冷めるのを待っているんじゃないかと思わざるを得ないですよね」と自身の見解を述べた。