慶応 107年前の優勝の地・豊中グラウンド 記念すべき「甲子園」初Vで“よみがえる”

2023年08月23日 18:24

野球

慶応 107年前の優勝の地・豊中グラウンド 記念すべき「甲子園」初Vで“よみがえる”
住宅街に突然現れる「高校野球発祥の地記念公園」(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 107年ぶりに優勝した慶応。1916年に高校野球の前身、全国中等学校優勝野球大会で慶応普通部が頂点についたのは大阪・豊中グラウンドだった。第1回、第2回大会が開催された同グラウンド。記念碑のあるグラウンド跡地には、優勝直後からファン数人が訪れていた。近くに住む60代男性は「この辺りをいつも散歩してます。優勝はテレビで見てました」と話した。
 阪急豊中駅西側に位置する記念碑は約150平方メートルの敷地内にあり、大会開設に尽力した朝日新聞社の当時社長・村山修平氏の始球式の壁画が塀に飾られている。また、記念碑東側のアパートの裏には、過去の大会の歴代優勝校、準優勝校のプレートが掲げられた「記念ウォール」があり、隠れた名所となっているそうだ。東京在住の40代女性は、第2回大会の慶応普通部対市岡中の記念プレートの写メを撮り「実家が近くにあって帰省中で、テレビで見てました。記念にと思って」と目を細めていた。

 当時の豊中グラウンドのれんが造りの塀が、記念碑から南側の住宅街にある民家の塀として今も残されているが、通行人の30代会社員男性は「これが?知りませんでした」と苦笑いしていた。

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