阪神・桐敷 直近7試合で5度目のイニングまたぎ 「良い形でつなげることができた」

2023年08月23日 05:15

野球

阪神・桐敷 直近7試合で5度目のイニングまたぎ 「良い形でつなげることができた」
<神・中>6回途中から登板する桐敷 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―3中日 ( 2023年8月22日    京セラD )】 フル回転を続ける若武者が仕事を全うした。阪神・桐敷がこの夜も含めて直近7試合で5度目となるイニングまたぎで快投を披露。1回1/3を危なげなく無失点に抑え、試合の流れを自軍に傾けた。
 「ランナーがいる状況での登板でしたが、0点に抑えることができたことは良かった」

 先発・西勇が中日打線につかまって逆転を許した6回2死一、三塁。2番手で登板すると、代打・加藤翔を初球の143キロ直球で三ゴロに仕留めて追加点を与えなかった。2イニング目となった7回は上位打線との対峙(たいじ)。1死から大島に中前打を浴びたものの、カリステを外角高めのツーシームで二ゴロ併殺に仕留めて無失点に封じた。

 「大島さんには打たれてしまいましたが、その後を併殺で終わることができた。攻撃にも良い形でつなげることができたのかなと」

 7月下旬から1軍の要望でブルペンに配置転換。当初は慣れないポジションに戸惑いもあったが、持ち味であるタフネスぶりを“新天地”で発揮し、岡田監督からの信頼も日に日に高まっている。1回を零封し勝利に貢献した19日のDeNA戦後には指揮官が「そらオールマイティーやろ。今はスペードのエースやろ」と独特の言い回しで絶賛された。

 ブルペンでは勉強の日々。先輩左腕の岩崎、島本らから助言を受けながらマウンドで実践している。「先輩方にいろいろ教わりながらやっています。自分の役割はまたぎだったり、そういう部分なので。そこで結果を残せるようにやっていく」。若き鉄腕が進化すればするほど、チームも頂点に近づく。(遠藤 礼)

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