巨人・菅野 志願登板は「体が動かされた」 翌日登板に備えてブルペン入り 当初代役は赤星だった

2023年08月23日 23:18

野球

巨人・菅野 志願登板は「体が動かされた」 翌日登板に備えてブルペン入り 当初代役は赤星だった
<巨・ヤ>サヨナラ勝ちを喜ぶ菅野(中央)ら巨人ナイン(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト ( 2023年8月23日    東京D )】 巨人の菅野智之投手(33)が同僚のアクシデントを受け、ヤクルト戦(東京D)に志願して緊急先発。7回で今季最多の9三振を奪って6安打3失点と力投した。
 自身は今季4勝目を手にすることはできなかったが、3―3で迎えた延長11回に「アクシデントのなかでも、菅野さんの立ち居振る舞いなどを見て、きょうの試合は負けれないなと思い、ルーキーですが心を燃やしました」というドラフト4位ルーキーの門脇が好走塁でサヨナラの生還を果たし、チームは8月7日以来16日ぶりとなる単独3位浮上を果たしている。

 試合後、菅野との一問一答は以下の通り。

 ――思わぬ形の登板。

 「グリフィンが、投げられなさそうだったので、で、その話をしてるなっていうのは見てたので、今日ブルペンで確認して、明日の試合にっていうことでしたけど、状態もここ数週間いいですし、チームに貢献するってことを考えた時に、(当初は代役は)赤星っていうふうに言ってたんですけど、赤星も先週120球ぐらい投げて、中4日になっちゃうんで、そういうのも踏まえて、僕が投げるのがベストかなっていうことで」

 ――いくと伝えたタイミングは。

 「僕がベンチで、監督は多分阿波野さんとバッティングケージの裏で話をしてて、話が終わって阿波野さんが来て、決めるのは僕じゃないので“もし良かったら、僕はもう準備できてるんで、投げさせてください”っていうことは伝えました。でも、決めるのは阿波野さんと監督だったんで、はい」

 ――ブルペン前に意思は伝えてた。

 「えっと、ブルペン投げてたんですよ。こっちで投げてて、阿波野さんが、途中までブルペン見てたんですけど、ちょっとグリフィンのところいってくるねってこと言ってて。で、10球投げないぐらいで、もう今日状態いいなって思って、ちょっと僕、今日投げれるからいってきますってことで、伝えに行きました」

 ――こういった経験っていうのは。

 「それはさすがにないですよね」

 ――登板日がズレるのはプラスじゃないと。

 「まあまあ、それは、今日のシチュエーションに関しては、絶対誰かがいかないといけない状況なので。誰がいってもやっぱりスクランブルだと思うので。まあ状態もいいですし、僕のなかで迷いとかそういうのはあんまりなくて。なんでって言われたらあんまちょっと説明できないんですけど、なんとなくこう、体が動かされたって感じですかね」

 ――今日の投球については。

 「うーん、まあ、まずまずじゃないですか。もうちょっと締まった投球できると良かったですけど。うーん、まあ、でも引き続き状態のいいところはキープしつつ、前回の反省点も生かしながら投球することができたので。最後のオスナの1球は自分の中で策に溺れてしまったので、反省点はありますけど、しっかり今日はチームが勝てて、なおかつしっかり自分のなかでは仕事は全うしたと思ってるので、何とか7イニングと思っていたので。良かったと思います」

 ――秋広の同点打でベンチから飛び出していた。

 「本当にね、2、3点目とられてちょっとこう、小川くんもいい投球してましたしって感じでしたけど、なんとかつなげて追いついてくれたので、本当に感謝しています」

 ――3位浮上。

 「もうね、今日みたいな試合ができて結構粘り強く戦って今日みたいな勝ちっていうのはなかなかなかったと思うので、いいきっかけの1試合にね、なんとか一つでも上の順位にいけるようにやっていきたいです」

 ――中継ぎ陣の心意気は。

 「はい、みんな、高梨も凄い気持ち乗ってましたし、菊地も、みんな凄いピンチを背負いながらも毎イニングね、コウタ(中川)だけスススっと終わってましたけど、今日は全員で勝てたと思います」

 ――高梨とは戻ってきて抱擁していた。

 「いやいや、2人でふざけただけなんですけど、良かったです」

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