エンゼルス・大谷 24日ダブルヘッダーで伝説の7.27再現だ!第1試合先発→第2試合は打者で

2023年08月23日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 24日ダブルヘッダーで伝説の7.27再現だ!第1試合先発→第2試合は打者で
エンゼルスタジアムの付近はすでに晴天だが、試合は中止に(撮影・杉浦大介通信員) Photo By スポニチ
 エンゼルス・大谷翔平投手(29)の次回登板が、23日(日本時間24日)のレッズとのダブルヘッダー第1試合に決まった。ハリケーン「ヒラリー」の影響を受け、前日に続き21日(同22日)のレ軍戦も中止。代替試合は23日に組み込まれ、ダブルヘッダーとなる。2連休を経て、今季最長の中13日での登板。完封勝ちした直後の第2試合で2打席連発した「伝説の7・27」の再現が期待される。
 エンゼルスにとって40年ぶりの珍事が、伝説再現の布石となるかもしれない。カリフォルニア州南部に上陸したハリケーンは過ぎ去り、エンゼルスタジアム周辺には青空が広がったが、試合開始約9時間前の午前9時45分にレッズ戦の中止を発表。フィル・ネビン監督は「外野芝生はかなり傷んでいる」と、2日続けて中止に至った理由を説明した。

 同球場では降雨自体が珍しい。66年の開場以来、悪天候による中止は通算14度目。同一シーズンで悪天候による複数試合の中止は、83年以来40年ぶりとなる。大谷は登板予定日だった23日がダブルヘッダーになったことで、第1戦での先発が決定。第2戦は打者として出場する見込みだ。

 7月27日のタイガースとのダブルヘッダーでは第1試合で完封勝利を挙げ、DHとして出場した第2試合で本塁打を放った。史上初の快挙を成し遂げた一方で、第2試合は左腰のけいれんで途中交代。肉体へのダメージも懸念される。

 とはいえ、今季の欠場が2試合の大谷にとって、恵みの休養となったことは言うまでもない。球宴を除けば2連休は5月1、2日以来、今季3度目だ。右腕の疲労感を訴えて16日レンジャーズ戦の先発を回避しており、9日ジャイアンツ戦以来、中13日の登板は今季最長。投手としてコンディション面の不安は比較的少なく、まずは今季11勝目を目指す。(アナハイム・杉浦大介通信員)

 ▽大谷の伝説の7.27 タイガースとのダブルヘッダー第1戦は、6―0でメジャー初完投を1安打完封で飾り9勝目。第2試合は2回に37号2ラン、4回に38号ソロを放ち、11―4で連勝した。ただ、2本目の本塁打を放った直後に、左手で左腰付近を押さえダイヤモンドを一周。7回の打席で代打が送られ、球団は試合後に「けいれん」と発表した。

 ≪グッズストアに日本のファン殺到≫本拠地のグッズストアは通常通り午前10時から開店し、行き場を失った日本のファンが殺到した。大阪から訪れた藤田大作さん、郁子さん夫妻は「え?中止ですか?知らなかった」と一時はぼうぜん。ただ、この日のチケットが23日(日本時間24日)のレッズとのダブルヘッダー第2戦で使用できることを伝え聞くと、「大谷さんのプレーが楽しみ」と胸をなで下ろした。

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