巨人・丸 千葉経大付時代の恩師が知る“心の強さ”

2023年08月23日 07:45

野球

巨人・丸 千葉経大付時代の恩師が知る“心の強さ”
<巨・ヤ17>8回,、同点ソロを放ちナインに出迎えられる丸(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人8―4ヤクルト ( 2023年8月22日    東京D )】 【Hero's File】丸の心の強さを誰よりも知る男がいる。千葉経大付時代の恩師である松本吉啓氏(65)だ。当時を振り返り「考え込むような選手ではなく、長く打てないとかスランプのようなものはなかった」と明かす。
 当時は大阪桐蔭・中田翔(現巨人)、仙台育英・佐藤由規(元ヤクルト)とともに「高校生ビッグ3」と呼ばれていた同じ千葉県内の成田・唐川侑己(現ロッテ)を苦手としていたが、松本氏は「三振を食らっていたけど“相手がいいから仕方ない”と切り替えられるような選手だった」と言う。くしくも今回、故障から実戦復帰となった12日のイースタン・リーグ、ロッテ戦では唐川から右翼席に一発を放ち、1軍復帰への足がかりとした。

 当時、丸の同僚には松本氏の息子も在籍しており、自宅に宿泊したことも。試合でも淡々としていたが、この時ばかりはさすがに緊張していたという。今でも年に数度、連絡を取るという松本氏。「器用ではなく、技術的にはもっとうまい子はいた」という教え子が努力を重ねて成長。プロの第一線で活躍する姿を温かく見守っている。 (巨人担当・花里 雄太)

 ▽丸と甲子園 千葉経大付では2年夏、3年春に2季連続で甲子園出場。2年夏は「3番・右翼」に座り、八重山商工・大嶺祐太(元ロッテ)から安打を放つも延長10回の末に1回戦敗退。3年春はエースとして出場し、中京との1回戦は完投勝利。2回戦で藤村大介(元巨人)を擁する熊本工に延長12回の末敗れた。高校通算49本塁打ながら、甲子園でのアーチはなかった。

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