中日、巨人OB井端弘和氏 11月「アジアプロ野球チャンピオンシップ」が初陣

2023年10月03日 15:18

野球

中日、巨人OB井端弘和氏 11月「アジアプロ野球チャンピオンシップ」が初陣
井端弘和氏 Photo By スポニチ
 侍ジャパンの新監督が3日、正式に決まった。中日、巨人で活躍した井端弘和氏(48)が就任する。初陣の国際大会はアジアの若手育成を目的として11月に行われ、17年の第1回大会に続いて連覇を目指す「アジアプロ野球チャンピオンシップ」となる。
 井端氏は侍ジャパンでは13年の第3回WBCで代表入りし、2次ラウンドの台湾戦で9回2死から起死回生の同点打。列島を熱狂させ、同大会のベストナインにも選出された。引退後は稲葉篤紀監督の下で17年の第1回アジアプロ野球チャンピオンシップからコーチを務め、19年から強化本部編成戦略担当も兼務。21年東京五輪も内野守備コーチで金メダル獲得に貢献した。

 侍ジャパンU12の代表監督を務め、8月にはU18侍ジャパンの合宿で臨時コーチを務めるなど、あらゆる世代で代表に携わってきた。8月に台湾で開催された「U12ワールドカップ」に出場し、大会後の報告で都内のNPB事務局に訪問した際、「今後も侍ジャパンに関わっていきたい。携われたらありがたい」と今後も日本球界の発展に身をささげる意向を示していた。

 3月のWBCで世界一を奪還した前任の栗山英樹氏の後任選びは難航したが、26年の第6回WBCまでの長期の枠組みを外して、直近の国際大会の監督を任せる方針が決定した。井端氏は、24年11月のプレミア12まで指揮する可能性がある。

 ◇井端 弘和(いばた・ひろかず)1975年(昭50)5月12日生まれ、神奈川県出身の48歳。堀越(東京)から亜大を経て97年ドラフト5位で中日入団。01年に遊撃のレギュラーに定着し、13年のWBCに出場。同年オフに巨人に移籍し、15年に現役引退。通算1912安打、149盗塁、248犠打など堅実なプレーで、ゴールデングラブ賞7度、ベストナイン5度。巨人、侍ジャパンのコーチを歴任し、20年からNTT東日本のコーチ、22年にU12日本代表監督に就任した。1メートル73、73キロ。右投げ右打ち。

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