阪神・大竹4日最終戦で逆転勝率1位奪取だ!同日同時間に投げるDeNA・東とガチンコ対決

2023年10月03日 05:15

野球

阪神・大竹4日最終戦で逆転勝率1位奪取だ!同日同時間に投げるDeNA・東とガチンコ対決
<阪神投手指名練習>トレーニングに励む大竹(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 レギュラーシーズン最終戦で、勝率第1位の初タイトルを射止める。目下12勝2敗、勝率・857の大竹耕太郎投手(28)が、4日のヤクルト戦(神宮)に先発することが決まった。同日同時刻に東京ドームの巨人戦で先発するDeNA・東(勝率・889)とタイトルをかけたガチンコ対決に臨む。また2日に甲子園での投手指名練習に参加した村上、大竹、伊藤将、才木、西勇、青柳の6投手が、18日からのクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージ(S)の先発要員という布陣が固まった。
 プロ6年目での初タイトル獲得の可能性が最後の最後に巡ってきた。運が自分に味方していることを、大竹も感じていた。チャンスがある限り挑戦する。スイッチは入った。

 すでに最多勝を確定している東は勝率も・889。もう登板しなくとも、2冠を手にする展開だった。だが、1日の広島戦での阪神勝利が流れを変えた。DeNAは4日の巨人戦(東京ドーム)で勝てば、CS2位進出で本拠地開催を勝ち取れる。そこで、必勝を期して東が先発する。これを受け、岡田監督も「大竹を先発さす」と出陣を指令した。

 「“まじか”という感じ。同じ時間で同じ東京で投げる。東とは同級生だし、2人でしっかり投げて、結果はその後、という感じでいきたい」

 大竹の初タイトルの条件は(1)勝ってタイトル資格の13勝をクリア(2)東が巨人戦で敗れること――の2点。これを満たせば大竹の勝率は・867。敗れた場合の東の・842を上回り、トップに立つ。同日同時刻に神宮と東京ドームに分かれての投げ合い。直線距離にして約4・66キロしか離れていない。自分の投球に、すべてを集中する決意だ。現役ドラフト経験者初のタイトルホルダーへ、あとは天命を待つだけだ。

 「意識してもやることは変わらない。むしろ良くない方にいく。タイトルがかかっているから…と変わる方がおかしい。何も変えずにいきます」

 もちろん大竹はタイトルのためだけに投げるつもりはない。18日から甲子園で開幕するCSファイナルS、その先にある日本シリーズに向けて、実戦機会を有効活用する。「フェニックスとかで投げる緊張感と公式戦はまた変わる。いいように捉えていきたい」とDeNA・牧に2本塁打されるなど、右打者に長打を許した傾向を踏まえ、山田、オスナらを相手に右対策を仕上げることを狙った。やるべきことを左腕は理解している。 (鈴木 光)

 <CSファイナルS先発6人が判明>18日に初戦を迎えるCSファイナルSの先発6人衆が判明した。2日の甲子園での投手指名練習に2桁トリオの村上、伊藤将、大竹のほか、才木、西勇、青柳が参加した。日本シリーズ進出をかけて最大6試合行われる戦いの各ゲームの最初にマウンドに上がる投手か、と聞かれた安藤投手コーチは「基本的にはそうなると思う」と認めた。

 広島かDeNAか、相手がまだ決まっていないため「順番は何も決まっていない」と明言を避けた。ただし、9月29日DeNA戦で4回7四死球で4失点と荒れた青柳は、登板が回って来ない可能性がある6戦目となる見込み。ビーズリーは先発が早々に降板した場合に備え、第2先発としてブルペン待機となるもようだ。

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