【恩師が語る平野佳】高校時代の担任・田中氏 “四股”をマウンドで行う姿これからも見続けたい

2023年10月03日 05:45

野球

【恩師が語る平野佳】高校時代の担任・田中氏 “四股”をマウンドで行う姿これからも見続けたい
高校時代の担任、田中 英一氏(左)と平野佳
 【パ・リーグ   オリックス3ー0日本ハム ( 2023年10月2日    京セラD )】 オリックス・平野佳の日米通算250セーブ達成を受け、高校時代の担任・田中英一氏(51=京都府教育庁)が祝福メッセージを寄せた。現在でも親交のあり、レジェンド右腕の知られざる素顔を明かす。
 大記録達成、本当におめでとう。私は平野が高2、3年時の担任でした。当時から真面目で、何事もコツコツとやるタイプでした。高2の時、遠足がありました。平野はソフトテニス部の生徒と2人でクラスのために“一所懸命”に準備をしていました。

 勉強も頑張る生徒でした。学力が高いクラスでしたが、その中でも成績はオール4以上。当時は体が細く、痩せていました。私自身、学生時代は相撲をしていたこともあり、冬場は下半身強化のため四股を踏ませていました。そこでも必死に、黙々と汗を流していたことが印象深いです。

 野球選手としてここまで立派になるとは予想もしなかったです。ただ、大成する素質はありました。それは素直な心。今でも節目ごとに、必ず連絡をくれます。愚直で謙虚で根っからの真面目な性格は何ら変わることはありません。平野は常に「優勝したい」と言っています。クラスのために“一所懸命”に準備をしていた当時のようにチームへの思いは人一倍強いようです。

 「50歳まで現役でやれよ」。いつも言っている言葉です。日米250セーブも、まだまだ通過点。これからも投球前にマウンド上で必ず行う“四股”を見続けたいです。

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