メジャーの日本人選手も大谷の本塁打王祝福 吉田「真摯に取り組んでいる結果」藤浪「二刀流が凄い」

2023年10月03日 02:30

野球

メジャーの日本人選手も大谷の本塁打王祝福 吉田「真摯に取り組んでいる結果」藤浪「二刀流が凄い」
今季最終戦前、シーズンを振り返った吉田正尚選手 (撮影・杉浦大介通信員) Photo By スポニチ
 【エンゼルス・大谷 日本選手初本塁打王 】 ≪レッドソックス・吉田「野球に真摯に取り組んでいる結果」≫メジャー1年目を終えたレッドソックス・吉田が大谷について何より驚いたのは、その「タフさ」だった。「実際にプレーしてみて、野手だけでもこれだけきつい。(大谷は投手で)先発して、DHで毎日試合に臨む。準備やケアの部分で、野球に真摯(しんし)に取り組んでいる結果だと思う」と称えた。
 吉田自身は7月に一度は首位打者に立つなど前半戦は活躍も、8月以降は成績が低迷。西海岸への長距離移動などが影響したといい「同じ国内でも時差がある。曜日感覚もないままあっという間に過ぎていった」。そんな厳しい環境で二刀流を貫く大谷の凄さを、プレーしてみて実感した。今季は5月に敵地アナハイムでエンゼルスと3連戦。24日の3戦目には大谷の12号ソロを目撃した。「どこの球場に行っても歓声が凄いし、みんなから認められている」。同じ左打者として、来季以降も競い合っていく。(ボルティモア・杉浦大介通信員)

 ≪オリオールズ・藤浪「二刀流でやっていること、そのものが凄い」≫オリオールズ・藤浪は同学年の大谷のタイトル獲得に「単純に凄いことだと思う。二刀流でやっていること、そのものが凄い。うれしい」と喜んだ。今年1月のアスレチックス入団会見では「はるか遠い次元に行ってしまった同学年。(対戦が)楽しみ」と話した。初対決は藤浪のメジャー初登板だった4月1日。3回に左翼フェンス直撃の適時打を許すなど、今季は3打数2安打だった。

 ≪ブルージェイズ・菊池「いつか必ず獲ると思っていた」≫母校・花巻東の3学年先輩であるブルージェイズ・菊池は「いつか必ず(タイトルを)獲ると思っていた」と大谷の本塁打王は「必然」だと強調した。今年4月9日の対戦では、内角ボールゾーンのスライダーを逆方向の左中間へ運ばれる3号2ランを浴び「本当に世界を代表する打者」と脱帽。「いろいろなチームの打撃練習を見ても、彼ほど飛ばす選手は見たことがない」とずぬけたパワーこそが大谷の最大の武器と証言した。

 ≪カブス・鈴木「歴史を変えた選手」≫カブス・鈴木は同学年で仲の良い大谷の本塁打王に「歴史を変えた選手。日本人でもああいうところまでいけると翔平が示してくれた。より目標を高く持って戦いたい」と称賛と同時に刺激を受けていた。メジャー2年目の今季は20本塁打をマーク。松井秀喜、大谷に続く日本選手3人目で、右打者では初だった。打率.285、74打点も昨季を上回ったが、161試合目でプレーオフ出場を逃し「悔しいシーズンになった」。来季へ向けて「より期待されると思う。今の自分に何が足りないのかをもう一度考え、来季に臨みたい」と力を込めた。(ミルウォーキー・笹田幸嗣通信員)

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