阪神戦力外の二保「すごくやりやすくて、いい球団だった」「現役は続けたいなという気持ち」

2023年10月03日 16:01

野球

阪神戦力外の二保「すごくやりやすくて、いい球団だった」「現役は続けたいなという気持ち」
戦力外通告後、鳴尾浜球場を訪れた阪神・二保(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 阪神から戦力外通告を受けた二保旭投手(33)が3日、甲子園で報道陣に対応した。「リーグ優勝したチームの力になれなかった。覚悟はしていた」と語り、現役続行を希望した。
 08年に育成ドラフトでソフトバンクに入団した二保は、通算12勝をマーク。21年7月2日に中谷将大とのトレードで阪神に移籍。同年8月14日の広島戦に先発し、移籍後初勝利を挙げるなど、右の先発要員として期待された。22年は、ウエスタン・リーグで13セーブを記録して最多セーブのタイトルを獲得。しかし、22年、23年と1軍登板はなかった。

 ――球団からはどんな話を。
 「来季、戦力としては考えてないという話をしていただいて。僕もある程度は覚悟をしていたんで、分かりましたという話で終わりました」

 ――気持ちは。
 「今年もそうですし、去年に関しては1軍で登録もなかったし、登板もできなかったので、戦力になれてないというのは僕の中で悔しい思いもありますし、チームとしてもそこの力に加われなかったというところを考えれば、やっぱり仕方ないことなのかなっていうのもありますし。でも、一番はチームがリーグ優勝できたというのは、その年に力になれなかったということは、そのチームで力になれなかった、実力がなかったというのは、逆に言えば気持ち的にも、いい選手がそろっていますし、その中で(戦力に)なりたい気持ちはありましたけど、できなかったというところが、いま、ここでの気持ちで…スッキリしてるっていえばあれですけど、仕方ないことなのかなというのは思っているので」

 ――今後については。
 「言われたばっかりなので、まだ何も考えてはないですけど。体自体は元気なので、現役は続けたいなという気持ちもありながら、まああとはちょっと家族と話しあって決めていきたいなと思います」

 ――タイガースでの日々を振り返って。
 「ホークスからこっちへ来て、本当、逆を言えば、いろんな球団を知れたというか、勉強になることもありましたし、パ・リーグとセ・リーグの違いだったり、やっぱり若い選手が多い中で自分が見本になっていかないといけないっていうところも鍛えられたかなというのもあったので、いい経験できてお世話になったなという感じですかね」

 ――阪神での思い出。
 「良くも悪くも一発目の試合ですよね。来て、1週間後に先発してくれって言われて。ものすごくやりがいもありましたし、そんなにすぐ投げてくれって言われたのがうれしかったし。でも、そこでは結果出せず、そのあと初勝利できたというのは、本当、うれしい気持ちもありますし。皆も受け入れてくれたのが、すごくやりやすかったので、本当にいい球団だったなと思いながらやっていました」

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