中日5位確保失敗…低迷の要因は何だったか振り返る 打線低迷で2桁敗戦カルテット 柳は本拠地未勝利

2023年10月03日 22:33

野球

中日5位確保失敗…低迷の要因は何だったか振り返る 打線低迷で2桁敗戦カルテット 柳は本拠地未勝利
<中・巨>6回、現役最後の登板を終え、立浪監督(左)に迎えられる谷元(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日―巨人 ( 2023年10月3日    バンテリンD )】 中日は3日、今季最終戦となる本拠地での巨人戦に敗れ、自力での5位確保を逃した。ヤクルトが最終戦となる4日・阪神戦に勝利すると、中日は勝率で下回り最下位に転落。2年連続最下位の屈辱を受ける可能性が出てきた。
 2年連続最下位となれば、2リーグ制以降では球団初。昨年は66勝75敗2分けで勝率.468。今季は56勝82敗5分けの勝率.406と勝率は悪化した。

 低迷の要因はなんだったか。目立つのは打線の低迷だ。チーム打率.234、71本塁打、389得点はいずれもリーグワースト。36盗塁もリーグ5位で機動力で打破する場面が少なかった。一方で、走塁ミスがあるなど、流れを失う痛いミスも目立った。(数字は全て2日まで)

 打線の援護がなかった先発陣は、戦前の予想とは異なり苦戦。涌井は5勝13敗、小笠原が7勝12敗、柳が4勝11敗、高橋宏が7勝11敗と、2桁敗戦を背負う投手が4人も誕生。夏場以降に安定感を増した中継ぎ陣につなげなかった。

 悲運ともいえるのが柳だ。4勝の内訳は、マツダスタジアムで2勝、神宮で1勝、ベルーナドームで1勝。本拠地バンテリンドームでは11試合に先発し、0勝6敗とまさかの未勝利で終えた。防御率2・44はリーグ6位。規定投球回に到達した投手で、本拠地未勝利はかなりの珍事だ。

 試合後、立浪監督は最終戦セレモニーで低迷を謝罪しつつ「私には、この若い選手を一人前にするという責任があります。そして、来年生まれ変わったドラゴンズを皆さんにお見せできるよう、秋から全力で頑張って参ります。来年、期待してください」と熱い言葉で締めくくった。

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