阪神戦力外の高山「いい思い出も悔しい思い出も」現役続行希望

2023年10月03日 16:01

野球

阪神戦力外の高山「いい思い出も悔しい思い出も」現役続行希望
戦力外通告後、鳴尾浜球場を訪れた阪神・高山(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 阪神は3日に第1次戦力外通告を行い、高山俊外野手(30)、北條史也内野手(29)、板山祐太郎外野手(29)、山本泰寛内野手(29)、小林慶祐投手(30)、二保旭投手(33)、渡辺雄大投手(32)、育成の望月惇志投手(26)の8選手と来季の契約を結ばないことを発表した。
 高山は甲子園の球団事務所で報道陣の取材に対応し、「やっぱり本当にいい思い出もありますし、悔しい思い出もありますし、ってところですかね」と淡々と話した。15年ドラフト1位で阪神に入団。新人だった16年に打率・275、8本塁打、65打点で新人王を獲得した。

 だが、以降は思うような成績を残すことができず。プロ8年目の今季は岡田監督に昨秋、今春両キャンプで期待をかけられながらもオープン戦で結果を残せず、結局1軍からは1度も声がかからなかった。今後については「現役でやりたいという気持ちはもちろんあるので、練習を続けていきたい」と現役続行を希望した。

 報道陣への対応前には、甲子園での全体練習を終えた1軍メンバーへあいさつ。「寂しい感じの話じゃなかったし、僕も(野球を)続けたいという気持ちは先輩、後輩に伝えました。明るい感じというか、そういう風に僕は受け取った」と明大時代から同僚の坂本や、ドラフト同期の青柳らとの会話を振り返った。再び同じグラウンド上での再会を誓い、タテジマのユニホームに別れを告げた。

 ◇高山 俊(たかやま・しゅん)1993年(平5)4月18日生まれ、千葉県出身の30歳。日大三では甲子園に春夏計3度出場し3年夏は優勝。明大では1年春からベンチ入りし、外野手でベストナイン6度。通算131安打で東京六大学リーグ新記録を樹立。15年ドラフト1位で阪神入り。16年に球団新人記録を更新する136安打を放ちセ・リーグ新人王に選ばれた。1メートル81、87キロ。右投げ左打ち。

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