ワイルドカードシリーズは前田のツインズと菊池のブルージェイズの対戦 注目は両投手の起用法

2023年10月03日 12:54

野球

ワイルドカードシリーズは前田のツインズと菊池のブルージェイズの対戦 注目は両投手の起用法
ツインズの前田 Photo By スポニチ
 ア・リーグワイルドカードのツインズ対ブルージェイズは3日(日本時間4日)から5日までミネアポリスで3試合全てが行われる。勝ち進むのは前田健太のツインズか菊池雄星のブルージェイズか、注目は両投手の起用法だ。
 ツインズは2004年10月5日の試合で勝ってから、ポストシーズンゲームで18連敗を続けている。本拠地で3試合戦えるから、この不名誉な記録を止める絶好のチャンスだ。とはいえツインズはメジャーの6地区で、最もレベルが低いと指摘されるア・リーグ中地区の代表。一方のブルージェイズは最強の東地区の3位。ゆえにスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」と、「スポーツイラストレイテッド誌」はブルージェイズが勝ち進むと予想、スポーツ専門局「ESPN」はツインズを推している。

 先発投手陣はブルージェイズの方が少し層が厚い。ブルージェイズはケビン・ガウスマン、ホセ・べリオス、クリス・バシット、菊池雄星と信頼できる先発投手が4人もいる。一方ツインズはパブロ・ロペスとソニー・グレイの2投手は良いが、3番手のジョー・ライアンは今季32本も本塁打を浴びており、防御率も4・51と不安定だ。

 ブルペンは9月に限って言うと、ツインズの方が良い。先月の両チームのトップ5のリリーフ投手の防御率はツインズが1・62、ブルージェイズが3・83である。そこにポストシーズン経験豊富な前田もリリーバーとして加わる。前田は28日のアスレチックス戦で5回から2番手登板、3・1回を投げて1安打1失点、5奪三振だった。どういった場面で起用されるのか興味深い。

 ブルージェイズもおそらく3番手にはバシットを起用、菊池をリリーフに回すと見られる。ブルージェイズのリリーフ陣も悪くはないが、3・83の数字に見られるように疲れがたまっている。左腕で球が速く、三振奪取率も高い菊池の能力をいかに生かすか、それが勝利の鍵となるかもしれない。

 攻撃陣についてはツインズにアドバンテージ。ツインズは後半は398得点とア・リーグ2位の得点数だった。一方でブルージェイズは336点で8位。得点圏に走者を置いてからヒットが出なかった。本塁打数もツインズが今季ア・リーグ1位の233本なのに対し、ブルージェイズは188本で8位だった。野手の守りについてはブルージェイズが有利。外野でケビン・キーアマイヤー、ドールトン・バーショ、内野でマット・チャプマン、ボー・ビシェットと好守の選手を揃えている。果たして勝ち進むのはどちらなのだろうか。

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