試合時間短縮、観客動員上昇、23年のルール改正は大成功

2023年10月03日 08:20

野球

試合時間短縮、観客動員上昇、23年のルール改正は大成功
<エンゼルス・アスレチックス>試合中、ベンチで笑顔の大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 MLBが2日(日本時間3日)、23年シーズンの試合時間と観客動員の数値を発表。フィールドでのアクションを増やし、試合のペースを速めることを目標にしたが、結果は改めて驚くべきものだった。
 9イニングの試合の平均時間は2時間39分49秒。これより速かったのは84年の2時間35分で、過去38シーズンでは最も速かった。最も試合時間が長かった21年の3時間10分07秒に比べると、30分18秒も短縮された。3時間半以上の試合はわずか9試合、21年にはこれが390試合と史上最多だった。

 試合でのアクションも増えた。1試合当たりの得点は22年の8・6点から23年は9・2点。盗塁を試みた回数は22年の1・4回から23年は1・8回。盗塁を成功させた回数は22年の1・0回から23年は1・4回。盗塁成功率は22年の75・4%から23年は80・2%(史上最高)となっている。

 観客動員数は7074万7365人で22年の6455万6659人から一気に600万人以上増えた。7000万人を超えたのは17年以降では初めてだった。1試合当たりの平均観客数は2万9295人で、22年の2万6843人から9・1%も増加。この30年間では最大の増加率だった。観客動員が300万人を超えたのは8球団、250万人を超えたのは17球団だった。

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