鳥山明さん死去 「ちはやふる」「逃げ恥」作者追悼 「私の心の中にも小さい悟空が」「まだお若いのに…」

2024年03月08日 15:05

芸能

鳥山明さん死去 「ちはやふる」「逃げ恥」作者追悼 「私の心の中にも小さい悟空が」「まだお若いのに…」
鳥山明さん死去 Photo By スポニチ
 「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去した。68歳。愛知県出身。葬儀は近親者のみで執り行われた。集英社「週刊少年ジャンプ」の公式サイト及び「ドラゴンボール」公式サイトが8日、発表した。
 「ジャンプ誌上でたくさんの作品を発表された鳥山明先生が逝去されました。突然の訃報に、集英社・編集部一同大きな悲しみに包まれております」と報告した。

 「Dr.スランプ アラレちゃん」や「ドラゴンボール」シリーズなど国民的漫画を生み出し、キャラクターデザインを務めたゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズは累計8300万本の大ヒット。2019年には、フランス政府より芸術文化勲章が授与された。

 漫画「ちはやふる」の原作などで知られる漫画家の末次由紀氏は自身のX(旧ツイッター)で追悼。「そんな…」と絶句し、「つらい…悲しいね。悲しいです。私の心の中にも、小さい悟空がずっといる。小さくていつも笑っててメチャクチャ元気で死ぬことなんて微塵も感じさせないミラクルな男の子が。消えてしまわないで」と辛い胸中を記した。

 「明確に思う。私は漫画に全部の感受性を作ってもらった。醜く卑怯な部分だけが元々持っている私で、綺麗なものや切ないものを綺麗で切ないと思う気持ちは全部漫画が教えてくれた。世界は冒険に値するし、なければ作るんだってことも教えてくれた。これからもいろんなかけがえのない先生が亡くなるだろう。それでももらった感受性が自分にあるうちは、生きているよね?」と数々の名作を生み出してきた歴代の漫画家に敬意。

 「ご冥福をお祈りしますなんて、大人ぶって言えないんだけど、大人だからな…。もう、つらい。辛いけど、どうか安らかに、また違う世界でのんびりしながら、界王神さまとかバブルスくんに会って笑ってほしい。鳥山明先生。ご冥福をお祈りします」と結んだ。

 また、「逃げるは恥だが役に立つ」などを手がけたことで知られる海野つなみ氏も自身のXを更新。「鳥山先生、まだお若いのに…お悔やみ申し上げます」と偲んだ。

 「東京タラレバ娘」東村アキコ氏は「鳥山先生の漫画は日本だけでなく世界中のみんなを繋げてくれました。昭和50年生まれの私の人生、先生の作品にまつわる楽しい思い出が数えきれないほどあります」と偉大な功績を称え、「子供の頃も、息子を産んだ時も、大人になってからも、幸せをたくさんいただきました。本当にありがとうございました」と感謝を込めた。

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