【日本アカデミー賞】磯村勇斗が最優秀助演男優賞 亡き河村光庸さんに捧ぐ「皆さんと分かち合いたい」

2024年03月08日 21:21

芸能

 日本映画界の祭典「第47回日本アカデミー賞」の授賞式が8日、東京都内のホテルで行われ、最優秀助演男優賞は「月」(監督石井裕也)の磯村勇斗(31)が受賞した。
 2016年に起きた障がい者殺傷事件が題材の同名小説を実写化。磯村は事件を起こす青年役を演じ、迫真の演技が大きな話題を呼んだ。

 同作などの出演で「キネマ旬報ベスト・テン」でも助演男優賞を受賞している。

 「ちょっとびっくり…こんな華やかな映画祭、アカデミーで、このような賞をいただけたことを大変うれしく思います。『月』は参加するにあたっても、作るにあたっても、公開するにあたってもたくさんの壁があって。本当に映画1本、お客様に届けるのがどれだけ大変なのかを痛感した作品でもあった」と振り返った。

 「今は亡きスターサンズの河村(光庸)プロデューサーにお声をかけていただいて。それを石井裕也監督と共に挑戦して覚悟を持って臨んだので、いただいた賞は自分でもらうというよりかは一緒に作り上げて、最後まで公開することができた皆さんと分かち合いたい」と22年に72歳で死去した亡き河村さんに捧げる受賞となった。

 「すごくまだ世の中不安定なことをたくさんありますけれど、自分の素足でしっかり地に足つけて、またスクリーンで生きていきたいなと思っています」と挨拶した。

 優秀助演男優賞は「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の伊藤健太郎、「こんにちは、母さん」の大泉洋、「首」の加瀬亮、「銀河鉄道の父」の菅田将暉が受賞し、最優秀助演男優賞の候補となっていた。

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