三ツ矢雄二「ちょっと今までのアニメとは違うな」 代表作「タッチ」の収録現場で見た驚きの光景
2024年03月08日 18:31
芸能
ヒロインの浅倉南役を演じた日高のり子もオーディション突破組。フレッシュな顔ぶれで迎えた初めての収録現場で、三ツ矢はいつもと違う光景に驚いた。「スタジオに行ったら、初回(の収録)だからかな、と思ったんですけど、すごい沢山、プロデューサーの方とかいらっしゃってて、これは局の肝いりというか、すごい力を入れている作品なんだ、と」。社運をかけたような現場の空気に、すでにキャリアを重ねていた三ツ矢も思わず緊張したという。
そして収録が2回、3回と進んでも、プロデューサー以下「ギャラリー」の数は一向に減らない。しまいには、日高演じる浅倉南が怒る台詞を吐いた時には、お偉方の1人が収録スタジオに入ってきて、「南ちゃんはね、怒っても可愛いんだよ」と“注文”をつける場面も。「そこまでみんな、のめり込んで、この作品に関わってらっしゃって。僕もその時、すごいプレッシャー感じて、ちょっと今までのアニメとは違うな、と」
三ツ矢を驚かせた面々も、放送1回目の視聴率を見て安心したのか、その後スタジオに姿を見せることはなかったとか。熱意が通じ、「タッチ」はその後、最高視聴率31・9%をたたき出す、国民的アニメに成長した。