鳥山明さん死去 仲間の言葉から浮かび上がる巨星の横顔 飄々、毒舌&謙虚 照れ屋な一面も

2024年03月08日 14:53

芸能

鳥山明さん死去 仲間の言葉から浮かび上がる巨星の横顔 飄々、毒舌&謙虚 照れ屋な一面も
鳥山明さん死去 Photo By スポニチ
 「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去した。68歳。愛知県出身。葬儀は近親者のみで執り行われた。集英社「週刊少年ジャンプ」の公式サイト及び「ドラゴンボール」公式サイトが8日、発表した。
 日本が誇る漫画界の巨星の訃報。“戦友”とも言える同業の漫画家からの追悼コメントから、その人となりが浮かび上がる。

 「ONE PIECE」の尾田栄一郎氏は「漫画家に限らずあらゆる業界で活躍するクリエイター達の少年時代にドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているでしょう。その存在は、大樹です」とした上で、「同じ舞台に立った僕ら世代の漫画家にとって鳥山作品は近づく程により大きな存在と気づかされました。怖いくらいに。でもまた、飄々としたご本人に会えるとただ嬉しい」と説明する。

 「ウイングマン」や「電影少女」の桂正和氏は、鳥山さんと40年来の付き合い。「面白い人だった。すけべで、可愛くて、毒舌で、謙虚で」とし、昨夏、桂氏が手術する際、鳥山さんがメールを送ったエピソードを明かした。桂氏は「メールなんて珍しく、心配そうに私の体を気遣う内容。鳥山さんから、あんなに優しくされたのは初めてだったかも。雪が降るかと思いましたよ。いつもは冗談か、くだらない話しかしないっすからね。 なんすか、人の心配してる場合じゃないじゃん、全く」とした。

 「NARUTO-ナルト-」の岸本斉史氏は「初めてお会いした時、緊張し過ぎて一言も喋れませんでした。ですが手塚賞の審査会で何度もお会いするうち話せるようになりました」とし、「ドラゴンボールチルドレンとして尾田さんと2人して子供に戻りまるで競争するかのようにいかにドラゴンボールが面白かったのかをはしゃいで話した時、まんざらでもない様子で少し恥ずかしそうな笑顔をされていたのが忘れられません」と明かした。

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