北大路欣也 「三屋清左衛門残日録」で伊東四朗と共演「青春時代が焼き付いている」
2024年03月08日 05:00
芸能
今作は、ある家族が抱える問題と複雑に絡まった闇の思惑に清左衛門が迫り、その中で熊太の助力を得る。北大路は2人のシーンについて「毎回何かをもらい、僕はそれに反応する。それが楽しいというかうれしい」と常に新鮮な気持ちで臨んでいる。一方の伊東は「幼なじみが年月を経て、憎まれ口を聞いてもそれが楽しいという感じが出ると良いなと思ってやっています」と語った。
ある家族の息子・俊吾役で、一ノ瀬嵐(12)が起用された。北大路は「僕の12歳と比べたら全然違う。本当にいろいろなことができて臨機応変に対応していける少年」と高く評価。北大路のデビュー時より若い11歳とあって、収録中は「先輩」と呼んでいたという。そんな一ノ瀬の演技にも注目だ。
さまざまな人物の思いが交差する中、信じるべきものは何かということが描かれている作品。清左衛門を支える心優しい息子の妻役の優香(43)、小料理店の女将役の麻生祐未(60)らおなじみのキャストも重要な役どころだ。伊東は「この作品は優しさが根源だというところがとても良い」、北大路は「自然の流れの中にそれぞれの人間が生かされている。そこで何かの務めを持って、懸命にこなしたいという男の思いがある。そんな思いで一歩一歩前進していく清左衛門の姿にもの凄く魅力を感じる」と振り返った。