吉住　R―1「もう二度と負けたくない」勲章獲らないと「胸張ってピン芸人と言えないから」

2024年03月08日 20:53

芸能

吉住　R―1「もう二度と負けたくない」勲章獲らないと「胸張ってピン芸人と言えないから」 — 「二度と負けたくない」という決意で「R―１グランプリ」に挑む吉住

　9日に行われるピン芸人日本一決定戦「R―1グランプリ2024」決勝戦を控え、お笑いタレントの吉住（34）が主催者側のインタビューに応じ「優勝しか意味がない」と決意の言葉を口にした。

　芸歴制限撤廃を聞いたとき「真っ先に思い浮かんだのが街裏ぴんくさんとルシファー吉岡さんの顔だった」とベテラン2人の名前を挙げた。「あの2人が帰ってくる。私はこの2人を見てやってきましたし、大好きなピン芸の先輩たち。テクニックだけじゃ勝たせてくれない、人生観とか人間味が顔に出まくってるあの人たちを倒していかないといけない。そういう厳しい戦いになると思いました」

　ピン芸の魅力は「一人で空間を掌握しなきゃいけないっていうところ」と考える。「貪欲に笑いを欲してるし、笑いがないことに対する恐怖感も一番強いと思うし。でも、一人で爆笑をとったら誰よりもかっこいい」と何もかも引き受ける孤独な戦いが性に合っている。そういう意味では「第三者が介入してこない分、自分だけの濃い世界を描けるから、ピンのコントが一番描けるものが広いんじゃないかとも思っています」と得意ジャンルをアピールした。

　とにかく、てっぺんしか見ていない。「絶対に優勝します。もう二度と負けたくない。もう二度と。もう寺田さんとかサツマカワさんとかkentoさんに会わなくていいようになりたい。優勝して、来年は準決勝の審査員をやれていたらいいなと思います」と来年の青写真も披露した。

　これほど優勝にこだわるのも、この大会を獲らないと今後のピン芸人としての活動に関わってくるから。「R―1を獲ったらピン芸人を背負えるじゃないですか。自分のこれからの活動で証明していけるので。獲らないと胸を張ってピン芸人とは言えないし、自分の中でも認めてあげられないですね」と覚悟の言葉を連ねた。