R―1決勝史上初アマ芸人「どくさいスイッチ企画」 瑞々しく初々しく「大きな声出して戦いたい」

2024年03月08日 21:41

芸能

R―1決勝史上初アマ芸人「どくさいスイッチ企画」 瑞々しく初々しく「大きな声出して戦いたい」
「R―1グランプリ」決勝にコマを進めたアマ芸人「どくさいスイッチ企画」 Photo By スポニチ
 9日に行われるピン芸人日本一決定戦「R―1グランプリ2024」決勝戦を控え、大会史上初のアマチュアでの決勝進出となった「どくさいスイッチ企画」が主催者側のインタビューに応じた。
 「まさか行けると思ってなかったので、本当に大変なことになった」と今もまだ夢見心地な様子。ただ、家族や友人など周囲から祝福のメッセージをもらうにつれ「だんだん実感がわいてきました」

 意識しているファイナリストは2人。「1人目はルシファー吉岡さん。私、ルシファーさんのネタ作りの方法を参考にしてここまで上がってきたんです。ネクタイの色も同じにしているくらい」と、心の師匠という感覚だ。「2人目は真輝志さん。単独ライブも見にいくくらい好きで、コントをやる上ですごく参考にしている方」。ただ、リスペクトする2人と同じ舞台に立つというだけで満足はしていない。「そんな気持ちでやったら失礼。全力で優勝を目指してやりたい」と抱負を語った。

 大学時代からアマチュアの世界で長く落語の高座に上がってきた。コロナ禍のため落語会が極端に減ったため、1人コントの世界に挑戦した。自身が考えるピン芸の魅力は「自分が考えたことを100%人に伝えて、100%でその感動や反応をもらえる。全部自分の手柄にできるというところが一番の楽しみと思っています」

 プロの芸人とは比較にならないほど遠い夢の舞台だった「R―1」の決勝のステージ。その舞台にまさか自分が立つことができるとは。緊張とワクワクが入り交じった感情に包まれながら「自分が持っている力を全部出して、大きな声を出して戦いたい」。中年にさしかかった大阪在住会社員の言葉が瑞々しく、初々しく響いた。

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