【箱根駅伝1区】大東大・西川 転倒は「自分の実力がまだまだ足りないということ…誰も悪くない」

2024年01月02日 10:25

駅伝

【箱根駅伝1区】大東大・西川 転倒は「自分の実力がまだまだ足りないということ…誰も悪くない」
<第100回箱根駅伝・往路 鶴見中継所>タスキを久保田(右)につなぐ大東大・西川 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【第100回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2024年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間107・5キロ )】 元日に発生した能登半島地震の被害が懸念される中、23校が出場する第100回のメモリアル大会の号砲が鳴った。往路は東京・大手町をスタート、神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われる。
 1区(21・3キロ)の終盤、集団の中で走っていた大東大の西川千青(3年)が転倒。すぐに立ち上がって走り出したが、険しい表情を浮かべた。西川は、首位・駒大と55秒差の13位で2区にたすきをつないだ。

 西川は「シードを狙って1年間、取り組んできた。シード圏内で渡すことを心がけていた。あとは頼んだ!という思いで渡した。橋を登り切って、一旦落ち着いて、ここから攻めていこうかなと思ってる時に選手と接触して転んでしまった。そこでけっこう焦って前に追いつけなくて最後も前までいけなかった。監督が“1区が一番不安だ”と言ってたので、それを乗り越えて走り切れた」と振り返った。

 転倒については「後ろに控えてのが良くなかったので、そこは自分の実力。もっと前でレースを進めてれば、こういうことにはならなかったと思う。自分の実力がまだまだ足りないということ。引っかかった選手も謝ってくれてたので、誰も悪くない。自分の実力がなかっただけ。青学大の荒巻選手と接触したと思う。凄く謝られたので“全然そんなの気にしなくていいよ”って。自分が後ろにいたのが悪いので」と語った。

 転倒により、両膝、手のひら、指などに擦り傷を負ったものの、骨などへの影響はないという。「不幸中の幸いかなと思う。(擦り傷の箇所は)両膝と手のひらと指。引っかかって、あ!って思ったら、もう転んでた。とにかくすぐ立ち上がってタスキをつながなきゃって。痛いっていうよりも、先にすぐに立ちあがろうと思った」と話した。

 1区を担うことは前々から決まっていたそうで、12月中旬にはインフルエンザの感染を乗り越え、すぐに練習に復帰した。「あとは強い先輩や後輩、同級生が控えているので安心して見てられる」と、仲間たちに思いを託した。

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